【今更だけど】伝え忘れていた学習の超基本<自己調整の循環的段階モデル>【ランタンnote】
(*ランタンnote毎日更新|22日目)
こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。
メモって大事だと思います。人は忘れる生き物なので、思い出させるためにメモしておくのは大切です。でも、そもそもメモするのを忘れることだってあります。言っておきますが、別に今日のnoteには関係ない話です。
今更ですが、学習プロセスの超基本を伝えます。
自己調整学習の基本的な流れです。
「自己調整学習」
自己調整学習とは、学習者自身が自分の学習プロセスに能動的に関わり、コントロールしていくことを意味します。
当たり前にも聞こえますが、大半の人は学習に対して受け身です。アクティブラーニングをすれば能動的に学習できるわけではありません。
自分の状態に合わせて学習プロセスをコントロールする。
メタ認知が前提になるので、相応に難しいです。
適切にコントロールするためには、学習プロセスに関する知識も必要です。
学習のアーティストの仕事の一つは「自己調整学習の体系化・ファンタジー化」。
知識をまとめ、スキルとして実践できるように整えます。
制作中なので、待っていてください。
基本プロセス<自己調整の循環的段階モデル>
自己調整学習には基本の流れがあります。
「予見」→「遂行」→「自己内省」
このプロセスは循環します。
「自己内省」から次の「予見」につながるイメージです。
すでにメタ認知について学んだ人。
オンライン・メタ認知とオフライン・メタ認知を覚えていますか?
「遂行」のタイミングにおけるメタ認知がオンライン。
「予見」「自己内省」で行うメタ認知がオフラインです。
では、各段階でやることも軽く見ておきましょう。
各段階でやること
① 予見
「予見」段階でやることは準備です。
・目標設定
・学習方略の確認
・課題や文脈の分析
学習を有利に進めるためには、さまざまな準備が必要です。
多くの人は「予見」をすっ飛ばして学び始めるので、効率に関してはギャンブル状態になっています。
予見に使える知識は、LearnTernやこれまでのランタンnoteでも紹介しています。ぜひ学習・再学習してみて。
② 遂行
「遂行」段階は本学習。
知識を増やし、スキルを習熟させる時間帯になります。
学習しながら、自分が上手く「学習を効率的に進めるための知識やスキル」を使えているかモニタリングしましょう。
もしできていないと感じればコントロールします。
③ 自己内省
「自己内省」段階は、学習の振り返りです。
復習は学習内容の振り返りですが、自己内省は学習プロセスに焦点を当てた振り返りになります。
「遂行」中にはなかなか意識できない部分を振り返り、次に上手くやるための対策を考えます。
「自己内省」段階をちゃんと踏んでいる人は少数です。
そして少数の学習者たちはどんどん成長していきます。プロセス自体を強化していくので、他分野の学習にシフトしたときでも強いです。
学習をスケジューリングするときは、「自己内省」の時間までデザインしておきましょう。
基本プロセスを意識する
自己調整学習の基本プロセスを紹介しました。
意識して、実行しましょう。
なぜか?
自分の学習プロセスを強化するためです。
一流の学習者になるためです。
がんばって。
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「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
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学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。