「集中力が大事なんてのはわかってる……」アプローチを2つに大別してみた【ランタンnote】
(*ランタンnote毎日更新|25日目)
こんばんは、AKIです。
学習者のレベルアップを助けるサイト「LearnTern」の運営とかとかやってます。
今日のテーマは「集中力」。
時間・お金・労力と、さまざまな資源が存在しますが、集中力は見落としがち。
しかし学習においては最重要資源とも言えます。
「集中力は大事」
「そんなことはわかってるけど……」
今日は集中力を鍛えるアプローチを2つに大別してみました。
まずは集中力のWHATについて考えてみましょう。
集中力……ってなに?
「注意」という概念があります。
看板にあるような注意書きのことではありません。
人間に宿る認知資源(リソース)。
その認知資源をどこに、何に割くか。
これが「注意」です。
そしてこの注意を保持し続けたり、分散しそうになる注意を一点に集中させる能力。これが「集中力」になります。
『左利きのエレン』という漫画では「才能の正体=集中力の質」という話がありました。
集中力の質、というのは「深さ」「長さ」「はやさ」の組み合わせです。
深さ・長さはそのまま、はやさは集中に入るまでのスピードのことです。
集中力にもいろいろなタイプがあるということですね。
実際、力のある人はすべからく集中力に優れている印象です。
集中力は"習慣"で身につける
集中力は一朝一夕で身につくものではありません。
日々の習慣によって磨かれていきます。
ひとえに「どれだけ集中してきたか」の答えが今の集中力になるのです。
アプローチは2つ。
① 集中を阻害する要因を減らす
② 集中を支援する要因を増やす
阻害要因を減らすことと、支援要因を増やすことで「集中する量(回数)と質」をふやしていきます。
今回は集中力を鍛える方法の話ですが、「阻害/支援要因」に分けるやり方は転用しやすいので、ぜひ覚えておいてください。
① 集中を阻害する要因を減らす
まずは環境を変えましょう。
普段、集中が求められる場所を選びます。
その周辺から阻害要因を排除します。
阻害要因は、実際に学習や作業などを行いながら見つけてください。
「途切れた!」と思った瞬間、何に注意が向いていたかをメモるのです。
瞑想も役に立ちます。
マインドフルネス瞑想とかがいいですね。
マインドフルネスは「いま、ここ」に集中した状態。
瞑想を繰り返すことで、その状態に至りやすくなります。
さらにストレスの軽減。
悩みや心配事など、ストレスも集中の阻害要因となります。
紙に書き出す、人に話す、解決できることなら解決してしまう。
単純にストレスが減れば、生きるのもラクになるので、積極的に取り組んでいきましょう。
これは僕もよくあることなのですが、「未来の制御できないことを心配」しはじめたらヤバいです。それに気がついたら僕はマインドフルネス瞑想をやることにしています。まあできないこともあるけど……。
② 集中を支援する要因を増やす
集中力とは"方向づけ"です。
方向づけるためには"的"が必要になります。
ゴールとか目標ですね。
目標を具体化したり、そもそも意欲を強化したり。
特に目標の具体化は「SMARTの法則」に照らし合わせて行ってみましょう。
またアウトプット(成果)を具体的にイメージするのも大事です。
どこに向かっているのかが明確になります。上手く集中できていない時は、だいたいアウトプットイメージがフワフワしているはずです。
あとは時間制限。
タイムアタックとか、〆切前とかめっちゃ集中できたりしませんか?
あの状態を上手くつくってみましょう。
で、集中の最高到達点は「フロー体験(状態)」です。
フロー体験については以下にまとめてあるので、そっちを読んでみてください。
集中力を磨く日々
集中力に関しては、お金で変えるものでもありません。
努力して3日で手に入るものでもありません。
日々の習慣によって磨かれるのが集中力。
最も汎用的とも言える力です。
少しずつ、集中力を磨く習慣をつくっていきましょう。
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「できないから、やりたい。持ってないから、欲しい。なっていないから、なりたいんだ」
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学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。