書評にもためにもならないゆるめ感想文【ボクたちはみんな大人になれなかった/燃え殻】
この本を読んで欲しい人
・FacebookなどのSNSでついつい昔の知り合いを検索しちゃう人
・昔の恋人が忘れられない人
・90年代の東京に思い入れがある人
この本を手に取ったきっかけ
Twitterに流れてきた映像化のお知らせで、主演が森山未來さんであった事だ。わたしの中で森山未來さんと言えば「モテキ」と言うドラマ、映画のイメージが強い。わたしはこの作品が原作から大好きであり、何回も見直している。
森山未來さんの演技は素晴らしい。映画「怒り」の森山さんもおすすめだ。
この森山さんの出ている映画で、しかもあらすじが昔の恋人が忘れられないイン東京ってそんな拗らせてる感じの話しがわたしは大好物。映画は地元でやってなかったので原作から入ることにした。(映画、ネットフリックスにはあるよ)
共感しまくり刺さりまくり、これは私か?
主人公が昔の恋人をFacebookで見つける。そして思い出す恋人との日々。
そうなんです。まさしくこれは私。Facebookで見つけてモヤモヤ、ホーム画面を何度も見ちゃう。あるあるだよね〜って思って見てました。
思い出す彼女のいた日々…、著者の詩的な文章がますますノスタルジー。切ない気分にさせてくれたすわ。
自分のこと好きになってくれる人って神化するんですよね。もうこの人に嫌われたくない、この人の考えが正しい世界一!ってなってしまう。だんだんご機嫌取りみたくなってくるんですわ…
ああ、これは私だ。亡霊だ。
この作品で私は亡霊を見ちゃいました。
亡霊を除霊させるには
この作品を最後まで見ると、この亡霊は除霊しなくても良いのだと思わせてくれます。昔の自分、今の自分。今のあなた。それぞれが大事で宝物なんだよな、と思わせてくれました。
Twitter見てたら、この作品に共感できないって人もいてびっくり!この亡霊と付き合っていない人もいると思うとちょっと羨ましかったり。共感できない人は過去を振り返らない人なんだろうなあ。それか自分主義か。
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