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寒天入りの最中
こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。
私は和菓子が大好き。
一番よく食べているのは、おせんべいや揚げ餅などの米菓子。
塩っぱいものが中心です。
もちろん、甘いものにも目がありません。
あんこを使ったお菓子は大好物。
おまんじゅう、大福、きんつば。
どれも美味しい。
ちょっと甘みが欲しい時にぴったりです。
先月、八王子に住んでいる友人から和菓子を頂きました。
立川銘菓 【相国最中(大納言)】です。
(しょうこくもなか)
落ち着きのある、しっかりとした箱。
只者ではない雰囲気。
ずっしりとした重み。
開ける前から期待してしまいます。
最中といえば、ぎっしり詰まったあんこが主役。
小豆が好きなので、嬉しいなあ。
最中は、お餅から作った皮を包んだものです。
その歴史はとても古い。
拾遺和歌集(1005年頃)が詠まれた時代に出てきました。
宮中で行われたお月見の宴に、白くて丸い餅菓子が出されたのが始まりらしい。
会話の中で「もなかの月」という言葉が出たことから、そのまま菓子の名前として定着したという由来があるとのこと。
江戸時代に考案された最中の原型も、この話に基づいて生み出したといわれています。
お菓子の名前も話そのままに「最中の月」と命名されました。
後になって、丸くないものが出回り始めたので、単に「最中」と称されるようになったそうです。
いただいた最中は、丸型でしょうか。
そうっと、箱を開けてみました。
ジャーン!真四角です。
しかも、想像していたより大きくてぶ厚い。
びっくり。
皮に昔の字体で【相国最中】と書いてあります。
まるで印鑑。
イメージが覆されました。
いつもなら、包みを剥がしてそのまま食べるのですが、今回はお皿に載せます。
断面好きですから、包丁で切って確認しました。
皮と皮に詰まっている、あんこ。
小豆のつぶつぶ。
真ん中に横たわっている寒天。
一気にテンションがアップ。
濃いめの緑茶を用意します。
お茶の香りを楽しんでから、最中を口の中に入れました。
皮の軽いサクッという音。
ぶ厚いあんこの歯ざわり。
舌を刺激するつぶあんの食感。
弾力がある寒天。
甘みをしっかりと味わいました。
材料はシンプルです。
小豆(国産)
砂糖
餅粉
水飴
寒天
ひとつでも満足させてくれる、実力派。
濃茶の苦みがぴったり。
甘いものを食べた、という充実感。
落ち着きのあるティータイムを過ごすことが出来ました。
贈ってくれた友人に感謝。
ありがとうございます。
お店情報
★和菓子 紀の国屋★
本店
東京都武蔵村山市三ツ藤1-93-2
電話 042-560-3010
食べごたえがあって美味しい。
おすすめですよ。