【絵本】『アリゲイタばあさんはがんこもの』 物語の中で言葉のイメージを掴む。
こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。
4歳2歳男の子の母。
今日は長男のおはなし。
絵本の中で
がんこ
という言葉が出てきて、
おかあさん、がんこってなに???
と何度も何度も聞いてくるようになった長男。
頑固ねえ。
頑固…ねえ。
…どうやって4歳に説明しよう???
母、困りました。
長男は、割と
正確な説明というか
論理的な説明というか
とにかく本人が納得できるように
きっちり説明しないといけない子。
…と、私は認識しています。
以前に、あそぶの説明を求められたときには
具体例を挙げながら、
あそぶorあそぶじゃないの分類をさせました。
そして長男にとっては
お勉強と遊びがイコール!?
という会話になり、とっても驚きました。
が。
頑固に話を戻して。
具体例を挙げるような概念ではないような…
そうやって数日考えている間にも、
「おかあさーん、がんこってなにー???」
と尋ねる長男。
これはいよいよ、
ちゃんとこの子の疑問に向き合わねばならない。
…あ。
頑固者が登場する絵本はないかしら◎
調べてみたら!
あるじゃない!!早速購入◎
『アリゲイタばあさんは がんこもの』
作・絵 松山 円香
出版社 小学館
アリゲイタばあさんの佇まい。
貫禄があって、もう何とも言えない。良い◎
絵本の中で
がんこ
に関する説明がいくつか見られます。
・きめたら てこでも うごかない。
・まちがいだって みとめない。
・きめた よていは ぜったい かえない。
・こうと きめたら さいごまで。
(全て本文より引用)
ああ。
さすが、絵本を作る人は、上手だな。
頑固にもいろいろな側面があって
頑固という特性が必ずしも悪というわけでもなくて
そこを上手く描かれていて◎
息子以前に自分自身が、
ああそうだよな、頑固ってそういう面もあるよね、
と思いながら読むことができました◎
で、もちろん。
頑固の意味がどうこう以前に、
この絵本、とっても面白かったです◎
******
物語の中で、言葉のイメージを掴む。
読書をする子が理屈抜きに国語力があるのは、
↑こういうことをたくさんしているからなのだろう。
と、今更ながら、気がつきました。
辞書をひいて言葉の意味を正確に知る。
ということも大切なんだろうけど
文脈の中で言葉の意味を掴む。
その積み重ねは、その子の話し言葉・書き言葉の土台になるような気がします。
やっぱり幼少期からの読書が大切なんだろうな〜と
小学校〜高校までの読書量が圧倒的に欠けている私は、今更ながら思います。
自分ができなかったことを、果たして子どもがやってくれるだろうか。わからないけれど。
絵本好きから読書好きへ、育てられればいいなあ…◎
淡い願いを、また抱いています。
*****
そして、がんこってなに??と何度も何度も聞いてきた長男は、
この『アリゲイタばあさんはがんこもの』を2回か3回読んだ後、
そこからは全く聞いてこなくなりました。
絵本の内容から頑固の意味を知れたのか
私が長男の疑問にしっかり向き合ったことに対する満足か
ただただ、もう興味なくなっただけか(笑)
それは知らないけれど。
ただ、私としては、
自分が頑固という言葉を説明できなかったことから始まった話だったのが
思いの外、収穫があり、よかったなあ◎と思いました。
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補足。
私は基本的には、
知識を習得させるために絵本を読んでいるわけではありません。
子どもの疑問に真っ直ぐ向き合おうと思ったときに
今回は他の引き出しがなかったので、
絵本を読むという手段を使ってみました。
読むまでの間に、
絵本で何かを教えるってどうなんだろう?
と少し思っていたのですが、
子どもの疑問に向き合うということを第一目標に置いたとき、
悪くない選択かなと思いました。
そして、物語の中で言葉の意味を掴むということは、
知識とかお勉強とかよりもっと根本的な
子どもの内側を育てることになるんじゃないかな◎
と感じました。
…特に誰にも突っ込まれてないけど、
一方的な教育目的で絵本を読んでるんじゃないよ!という弁解?をしておきたくて、
一応補足させてもらいました。
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長男にどこまで届いたかはわからないけど、
これまでの経験上(たった5年だけど)、
あ、子どもにちゃんと届いてたんだな◎
というのは、
かなり時間差で伝わってくることも、多い。
乞うご期待◎
お読みいただきありがとうございました。
小さな幸せがあふれる毎日でありますように◎
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