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Akatsukinoie_Art
2024年4月26日 08:22
出版の事を全く知らない者が悩ましい事として、最終的な本という形にこだわるには必須の、印刷、製本はどこでするのか、という問題です。製本家の栃折久美子さんの本「えほんをつくる」によると、ヨーロッパでは長らく、本を売るということは中身を売る事だったとのこと。それを蔵書として製本するのは、本を買った方の個人的な趣味によるとのことなのです。それでルリユールという製本家のお仕事が成り立っていたのでしょう
2023年8月14日 17:51
出版のことをまったく知らなかったところから始まった‘初めての本作り’。昨年11月に発行した新装版『やまとかたり あめつちのはじめ』の制作について綴っています。今まで、なぜ初めて本を作ることになったのか(その1)、本のテーマとなっている「やまとかたり」について(その2)、初版から新装版へ(その3)、大小田万侑子さんの挿画について(その4)と書いてきました。最後の投稿からかれこれ1
2022年8月23日 16:57
ある本の在庫がなくなる、という現実を目前にして、今年4月くらいから急に、人生で初めて、本を作るということが始まりました。本は好きだけれど、作るということに関しては全く無知なただのダンサーでしたのに、この本は必要だと思って、作ります!と手を上げてしまいました。大小田さくら子さんの『やまとかたり あめつちのはじめ』という本です。2011年の震災があった数ヶ月後、古事記の朗誦をする大小田さんと
2022年9月9日 19:40
2022年の春から始まった、初めての本作り。タイトルである『やまとかたり あめつちのはじめ』の、「やまとかたり」ついて個人的な体験も含めて書きたいと思います。著者の大小田さくら子さんは、お子さんが小さな時からたくさんの絵本を読んであげていたことから、小学校や福祉施設などで読み聞かせの活動をされていました。そこで日本神話も取り上げて読んでいるうちに、古事記原文の読みくだし文を声に出して詠んでみ
2022年10月4日 14:12
『やまとかたり あめつちのはじめ』初版が数少なくなり、次の版が作れないだろうか、、と考え出したのが今年の3月頃。初版は12年前に作られたもので、すっきりとした白に浅葱色のラインの入ったデザインで、当時高校生だった大小田万侑子さんのイラストがゴールドっぽい色で施された表紙でした。この本を手に、最初にやまとかたりを奉納したのが江島神社の奥津宮でした。インディアンフルートの真砂秀朗さんと一緒に厳か
2022年10月30日 11:58
今回は、『やまとかたり あめつちのはじめ』新装版の重要な役目を果たしている、挿絵について書いていきます。新装版を作ることになった時から、挿絵は初版と同じ大小田万侑子さんの絵にしようと決めていました。名前からわかるように、万侑子さんはこの本の著者、大小田さくら子さんの娘さんで、お腹の中にいる時からお母さんが読み聞かせているたくさんの絵本を聞いて育ち、古事記についても感覚で一番理解されている作家だ