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まだ小さくったって、新学期が見えたら、そわそわするし、サインも出すよ~という話

保育者だって、自分の子育ては分からないことだらけ。『分からないことだらけ』な子育てが、ちょっと『楽しくなる』きっかけになれたら嬉しいです。


『親に出来る、【進級・進学】を迎えるための準備』

そろそろ、『進級・進学』が見えてくる時期ですね。

3学期は、年齢差・個人差・経験の差などはありますが、『進級・進学』など、環境が変わることに、うっすらとその子なりに気付き始める時期でしょう。

環境が変わることについて、気持ちがソワソワしてきた子は、それをまだ上手く表現できず、いろんなサインとして出すことが多いです。

例えば、

  • 小さな頃ずっと大事にしていたぬいぐるみなどを、しばらく触っていなかったのに、再びひっぱり出してくる。など、心の拠り所を必要としていたり、

  • いつもよりトイレが近くなる。など、身体に表れたり

  • 言葉が荒くなる。などの、良くない行動となって表れることもあります。


行動に表れても、表れなくても、

『進級・進学』を出来れば、少しでもスムーズに乗り越えて欲しいですね。


親に出来る『環境の変化を乗り切る力』の付け方は、たった1つです。

「大丈夫だ」と、子どもに感じさせること!


4月に比べ、成長した姿をサラッと何度も何度も伝えてあげてください。

「前よりズボン履くの、早くなったね」
「ご飯、前よりたくさん食べられるようになったね」
「ご飯毎日食べてたから、なんだか背も延びたね」


乳幼児の間は、当たり前に出来るようになったことでも、小さな変化でも、毎日同じ内容でも大丈夫です。

何度も何度も、日常会話の中に混ぜ混んで、
『サラッと短く』そして、
『さりげなく』伝えてあげてください。


(小学生になると、当たり前に出来るようになったことを言われると、バカにされてると感じ始めます。乳幼児の特権です。それほど、認めることが大切な時期なのです。)


そのとき、「もっと出来るといいけどね…」と言う気持ちがあったとしても、とにかく、ぐっとしまいこむことが、唯一のポイントです!

※その気持ちが溢れたり、子どもに見透かされたら、それはただのプレッシャーで、全くの逆効果です。


親だと「大丈夫?」「やっていける?」「そんなんじゃ、心配よ」などなど思うこともあるかもしれません。大人の間でそんな会話になることもあるでしょう。

でも、それを子どもの耳に届けて成長するのは、子どもの不安な気持ちだけです。

子どもに成長を伝える時こそ、そんな気持ちは、大人がぐっとしまいこんで

『あなたは、ちゃんとこの1年成長したよ。大丈夫だよ。』

というメッセージとして、しっかりと子どもの心へ送り続けてあげてください。

その効果は、4月・5月、そして遠い未来に感じる思春期に…とてもしっかりと表れますよ。


さて、あと2ヶ月ちょっと。子どもの成長をいくつ見つけられるか。ゲームのように楽しんで、見つけてみてくださいね♪




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