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【入園準備】持ち物にストーリーをのせて、心の拠り所を用意してあげる話
以前、入園準備に「手伝って」の言葉を教えて欲しい話をしました。↓
今回は、物理的な準備物についてです。
ぜひ、その準備をお子さんと共にして頂きたいなぁ。と思うのです。
いまから、
とっても手間のかかる話をします(/´△`\)
でも、4月以降の心のざわつきが、少し減るだろう話です。
入園してすぐは、大好きなお家の方が側にいないということが、不安でたまらず、いつも出来ることが、出来ないなんてこともたくさんあります。
そんなとき、お家から持ってきた登園カバンや、登園帽子、ハンカチ、お家の方と一緒に選んだ給食セットなどが、密かな心の拠り所となって子どもの心の安定として、助けてくれることが、本当にたくさんあるのです。
たとえばコップを購入するとき、「どっちの柄がいいかなぁ?」と一緒に選ぶことで、持ち物にストーリーが生まれ、愛着を持ちやすくなるのです。
カバンに「ここに、○○ちゃんのって分かるように、お名前かくね。みてて」と、目の前で1文字ずつ声に出しながら、マジックで書いてもらった名前は、
まだ読めなくても、特別なものだと理解ができます。
「ここにも書くね。」と、ハンカチ、ズボン、靴下。
次々と書いて見せてあげて欲しいと思うのです。どこに、どのように書いてくれたのか。
それは、園で着替えるとき、自分のが分からなくなったとき、自分で確認できる目印にもなるのです。
お名前シールでも同じです。一緒に貼らせてあげて欲しいのです。
お家の人と準備したというストーリーは、持ち物へ対する愛着を高め、
子どもにとっては、少し心細いと感じた時に、とても心強いアイテムとなるのです。
また、「園ごっこ」と称して、カバンを自分で背負ったり、帽子を自分でかぶることをたくさん楽しんでおいて欲しいと思います。
園が始まれば、
朝起きるのを嫌がったり、
着替えに、トイレに、朝ごはん
行きたくないとグズることもあるでしょう。
朝はいくら時間があっても足りない。
自分でやれるように【見守る】時間を取るのは、しばらく難しいこともあるでしょう。
園が始まる前に、楽しんで【扱い方】を「手伝って」の言葉と共に知って欲しいと思うのです。
保育士1人に対して、お子さんを見れる人数が国の基準で決まっています。年少では、保育士1人で子ども20人見れます。
この基準は15人に変わる予定ではありますが、まだハッキリと変わる日は決まっていません。園によっては、設置基準より多い人数の保育士を設置している園もあります。
保育者が、子ども全員に手を貸すとなると、20番目かもしれません。分からないよ~と困っている間の不安は募っていくものです。
似たような背丈の、20人近い子たちと、集団生活が始まるということは、20人近い子どもたちの似たような荷物が20個そろうということです。
自分の持ち物を自分で分かる。
自分の持ち物を、自分で扱える。
これは、お家の方から離れて自分で生活していく上で、とっても心強いのです。
服、靴、持ち物などを購入するとき、
最優先は、我が子が使いこなせる機能性。
機能性抜群の、自力で扱えるものに、とっておきのストーリーをのせてあげてくださいね。