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貴重な季節の話

子どもと関わる仕事をしていたって、我が子の子育てはわからないことだらけ。
我が子が少し大きくなったいま、発達について学ぶと、それ昔知りたかったー。と思うことがたくさんありました。
いま、乳幼児期の子育てをしているどなたかの心に届き、その方の子育てが、より温かいものとなりますように(* ´ ▽ ` *)


『貴重な季節の話』


お休みの日は、何をして過ごしますか?

地球温暖化がとても進んでしまい、外遊びを楽しめる気温の季節が、私たちが子ども頃よりも遥かに短くなってきてしまっている現代。

そして、バリアフリーが行き届き、生きやすくなった現代。

この2点は、子どもの発達の観点から見ると、身体の発達を促しにくくなっているのも事実で、実はその影響は結構深刻です。


身体の発達は、身体を使って動いていると、成長し始めます。じっとただ時期を待っていても残念ながら成長はしません。


私が子どもの頃は、凸凹した砂利道。通りにくいタイルやアスファルト。
部屋と部屋の繋ぎ目などなど、足を上げて歩かないと、常につまづきました。

学校や公共施設の水道の蛇口は自動ではなく、ひねらないと水は出ませんでした。
昔のお家の電気は紐を引っ張らないと、電気はつきませんでした。


いまは、つまづく危険もぐっと減り、人差し指一本で水が出て、電気がつきます。場合によっては、全部自動です。

とっても便利な世の中です。でも、子どもはその身体の使い方や、力加減を覚える場所がないのです。

私たちが子どもの頃、自然といつの間にか出来るようになったことは、もう自然とは出来ないのです。

『良い、悪い』ではなく、『大人が意識してあげないと、育たなくなっている』という事実を知っていることは、とても重要です。


公園で、思いっきり身体を使って遊ばせたくとも、安心して遊べる気温の季節も限られている現代。

いまの貴重な季節を、ぜひとも上手に活用したいものです。


  • ジャングルジムのように手足がバラバラな動きをする、遊び。

  • トランポリンやブランコなど、身体が大きく揺れる感覚を鍛える遊び。

  • ボールやフラフープなど、動くものを目で追い、身体を使ってモノと関わる遊び。

  • 広場で走るなど、身体を思いっきり動かす遊び。


などなど、様々な身体の使い方を楽しんで感じられる遊びをしていると、成長発達は、とても促されます♪

また、大好きな大人と一緒に楽しむことで、子どもも親も笑顔となり、子どもの情緒の安定に繋がります。

情緒の安定は、益々の成長発達を促します♪

貴重な季節。親子で公園に行ってみるのはいかがですか?




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