『陽だまりカフェ』。認知症の方やその家族、地元の人たちが集まる地域密着型カフェ。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんのお住まいの地域には、地域密着型のコミュニティはありますか?そういうところがあるとらお互いに顔見知りになって、地域全体が盛り上がりますよね。
東京都にも地域密着型のカフェに、連日人が集まっています。
高齢化が進んだ、かつての新興住宅地で、地域住民がフラッと立ち寄り、交流できる居場所を創ろうと、東京都町田市成瀬台3に住む夫婦が自宅の1階を開放した『陽だまりカフェ』が2023年5月3日、開店1周年を迎えました。
『陽だまりカフェ』を開店したのは、男性とその妻です。福祉関連の仕事で働いている妻は、現在の自宅から近所にあった以前の自宅で2015年から月1回、認知症の方やその家族、近所の人たちが集える「認知症カフェ」を開店してきました。
今回は『陽だまりカフェ』に愛される理由を、解き明かします。
『陽だまりカフェ』の歩み。
1970年代から成瀬台地区では、住宅の分譲化が本格的になりました。当時30代で成瀬台地区に転入した人たちも現在は80代となり、高齢化が進んでいます。『陽だまりカフェ』の前身の認知症カフェは「1人よりも、みんなでご飯を食べる方が楽しい」などと地域の人たちに喜ばれたことから、夫妻は毎月1回ではなく、常設のカフェ開店を考え始めました。
住宅地にあった当時の自宅ではカフェの開店は難しくありますが、その後成瀬台中心部の土地が売りに出されました。夫婦は2021年に土地を購入し、自宅を買い替えました。新しい自宅の1階をカフェに改装して、2022年5月3日に『陽だまりカフェ』を開店しました。
夫婦は共に仕事があったことで、近所の中高年の女性らおよそ30人がボランティアで『陽だまりカフェ』の店番を引き受けました。「友達ができて、ここで会えるから」を楽しみながら、交代で午前9時から17時まで『陽だまりカフェ』に集まっています。
参考:町田・成瀬台の自宅を開放 「陽だまりカフェ」1周年 認知症カフェを常設に 東京新聞(2023年)
『陽だまりカフェ』内には紅茶やコーヒーなどが置かれ、セルフサービス方式で料金は1人1杯200円となります。
希望する人には『陽だまりカフェ』を貸し出し、楽器演奏や合唱の発表会、ヨガ教室、木工教室、子ども食堂などに活用されています。『陽だまりカフェ』に来店する人は1ヵ月平均延べおよそ500人に上ります。
こういう場所は大事!
何も予定もない、何かをする訳ではなくても、気軽に集まれるこういう場所があることは、凄く大事だと思います。
こういう場所があることで、顔見知りになり、お互いに情報共有ができる。相手に何かあった時に、変化などにも気付くこともできる。
他愛もない優しい時間が溢れているんでしょうね。
私の住んでいる地域では、こういう場所はあっても、遠くて、まず車がないとそこまで行けません。多分そこに来ている方は、同居か近所に家族が住んでいるかと思います。
そういう意味でも、恐らく歩いてもいける距離に、『陽だまりカフェ』がある意味は大きいんでしょうね。
参考サイト
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