両立支援コーディネーター。アトピー性皮膚炎など、アレルギーの治療と仕事を両立させる。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
皆さんは、両立支援コーディネーターという仕事をご存知ですか?
両立支援コーディネーターとは、働く人(患者)が治療と仕事の両立を図るに当たって、働く人(患者さん)・家族、企業、主治医を連携させ、必要な支援をコーディネートする人材のことを指します。
アレルギー疾患の患者さんが通院や、症状によって影響を与える仕事内容で離職などを選ばざるを得ないことがない様に、厚生労働省は2023年夏から、治療と仕事の両立支援コーディネーターを病院に配置するモデル事業をスタートしました。生活や治療、仕事の状況に対応した両立計画を作り、疾患で思う様に仕事に行けなかったり、仕事で病院に通院できずに症状を悪化させてしまう人を減らしていきたい考えです。
今回は両立支援コーディネーターの存在意義について考えます。
両立支援コーディネーターが求められる理由とは?
両立支援コーディネーターのモデル事業は、都道府県アレルギー疾患医療拠点病院7施設で行いました。社会保険労務士や医療ソーシャルワーカーなどが両立支援コーディネーターを担当します。
出勤状況などで患者さんと課題を洗い出し、主治医たちと治療と仕事の両立支援プランを作ります。仕事先の事業者と面談をし、必要だと感じた場合は柔軟な働き方や、担当・部署変えも提示します。お子さんがアレルギー治療をしている親御さんもサポートします。
厚労省の患者調査によりますと、アトピー性皮膚炎の患者数は1996年の31万8000人から2017年は51万3000人に増えています。アレルギー性鼻炎の患者数は43万8000人から65万8000人に増加しました。生活環境の多様化などが背景に隠れていると言われています。
参考:アレルギー治療と仕事の両立支援 モデル事業スタート 厚労省 毎日新聞(2023年)
私は、
アレルギーは持っていないですが、1回目の在宅勤務を終えて、出勤する時に基礎疾患があることでマスクをしています。
在宅勤務ではしてなかったマスクを、出勤のために4ヵ月ぶりにマスクをしたら、それ以来鼻が止まらなくなりました。
ずっとムズムズして、仕事中鼻を取らないと気持ちが悪くて。目は痒くないので、花粉症ではないと思っていました。
出勤に戻ってから約5ヵ月後に、感音性難聴の通院で耳鼻科に行って、「鼻がムズムズするんです」と、主治医の先生に話して鼻を診て頂いたら、「鼻の粘膜が腫れていますね。アレルギー性鼻炎だと思います」と言われました。
普段は全然鼻は悪くないので、一時的なアレルギーだと思いますが、それでも仕事のパフォーマンス力が下がってしまいます。
私みたいな慢性的ではない、アレルギー予備軍の方も多いと思います。そういう意味でも、両立支援コーディネーターという仕事は、凄く大事だと思います。