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30代育休中ママが『仕事も人生もうまくいく整える力』を読んでみた


こんにちは。
2児(5歳+1歳)を育てる育休中ワーママacaneです。


枡野俊明さんが書かれた『仕事も人生もうまくいく整える力』を読んだので、心に残った部分などをレビューしていきます。


どんな本?


お坊さんが書いた自己啓発本です。


坐禅をする、お墓参りに行く、など日本人らしい心と体を整える方法が88個書いてあり、1ページずつの見開きになっていて、とても読みやすかったです。

88個の中でも自分の心に特に残った2つの言葉を紹介します。

◎「同じことを繰り返す」から「微妙な変化」に気づく

禅僧の修行はいってみれば「毎日同じことの繰り返し」です。
みなさんの生活もそうではありませんか?
それをつまらないと思いますか?そうだとしたら認識不足です。
なぜなら毎日決まったことを繰り返し行っているからこそ、体調や気分のちょっとした変化に気づくことができるからです。

「6 その日の体調とよく相談する」より

私は「同じことを繰り返す」ことは、「退屈だ」と思ってしまうことが多かったです。

特に子育て中は、まさに「毎日同じことの繰り返し」で、

月~金まで家事育児をして、土日は家事育児を繰り返すことに

時々無性に

退屈だーーーーーー!!!

と叫びたくなる衝動にかられます。

幸せなはずなのに「退屈」なんて思うのは贅沢と分かっていても。

インターネットで「退屈」について検索した事が何度もあります。

するといつも「新しい挑戦をしよう」とか
「いつもと違う環境に身を置こう」とか出てきます。

やりたい事はあっても、それが子連れで出来る事となると非常にハードルが高く、なんだかいつも腑に落ちないでいました。

そして、そのことに悩んでいる時期もありました。

でも、この章を読んで「同じことを繰り返す」ことにも価値があることを知り、ストンと何か腑に落ちた気がしました。

「同じことを繰り返す」から逃げようとするのではなく
そこに意味がちゃんとある事に気付く。

それだけで、悩みが1つ解決した気がします。


◎禅がこれほどまで掃除を重視するわけ

禅では「一掃除、ニ信心」といわれます。
これは「最初にやるべきは掃除で、信心はそれがすんでからのこと」という教えです。

毎日掃除をすることで、心が整います。
わずかの乱れも気になり、常に整った状態を保つよう心がけます。
このように掃除と心の状態は密接な関係にあるのです。それが健康にも影響をおよぼすことはいうまでもありません。

「14 一掃除、ニ信心」より

あたなは掃除が好きですか?

私は、あまり得意ではありません。

特に水回り!

排水溝の掃除をしていると吐き気がして辛いです。

トイレの掃除は、主に夫と息子のつけたおしっこを除去する作業なので奴隷になった気分です。

下の子がまだ何でも口に入れるので床の掃除も必須です。

これらは全部「家族が快適に過ごすため」と思って行ってきました。

でも、禅の教えによると「掃除は自分の心を整えるため」だそうです。

掃除をすることは「自分のためになる」と思えば悪くないな、と妙に納得しました。


掃除してもしても、びっくりするくらい一瞬で元に戻るのはなんとかならないか、と思いますが・・・。

まとめ


総じて「心を平常に保つ」ことについて書かれているところが多いように感じました。

テンションが高すぎても、低すぎてもダメで、真ん中に保つ。

息子にイラっとした時も、夫の言動に悲しくなった時も、
まずは気持ちを真ん中の状態にもっていけば良い。

そう思うと少し楽になる気がします。




頑張って家事をしても、特に感謝も尊敬もされませんし、
頑張って育児をしても、良い子に育つかどうかは分からない、
それでも頑張るしかない毎日の中で
考えを少し変えてみるだけで、少し楽に、楽しく過ごせるかもしれません。

そんなヒントがたくさん載っている本でした。

良かったら皆さんも手に取ってみてください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。



世界中のママパパ、今日もお疲れ様でした!!


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