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一服、さしあげてみたよ お茶ってこんなものです02
先日、夫に略々点前で一服点てたのですが、どうやらお点前を見たのは、初めてだった様子。
そういう人から受ける指摘には新たな気付きがあります。
そのときは、まずは夫に一服点て、その後、自分のために点てました。
夫が飲み干して、手元に戻ってきたお茶碗を湯で注ぎ、白い布(茶巾)で拭き、またその茶碗を使って点てます。
同じ茶碗を使うことに、驚いたようです。
「そういうものなの?」と聞かれました。
その後の片付けの手間を減らすために、別の茶碗を出す手間を惜しんだと思われたのかしら。
なるほど、たしかに、食器を使いまわすという習慣は日常にはないですね。
誰かが使ったものを、他の人が使う前には、食器用洗剤でよく洗うのが日常です。それからすると、びっくりするのもわかります。
とはいえ、湯ですすぎ、布で拭いているので、食器用洗剤のない時代からしたら充分に洗ったことになります。
充分に洗って、またそのお茶碗でお茶を点てます。
濃茶では、一つのお茶碗に複数名分のお茶が練られ、回し飲みすることをご紹介しました。
薄茶でも、一人一人に点てますが、通常はお茶碗は同じものを使います。
(時間短縮のために、複数の茶碗を使ったり、水屋で点てて提供することもあります。)
回し飲みすることや同じ茶碗を使うのは、場の一体感の演出だと感じますが、いかがでしょうか?
「一服、さしあげてみたよ お茶ってこんなものです01」はコチラ
お抹茶を飲んだことのない方に、一服さしあげたときのお話。
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