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死んだ親のnoteを書いての心境(グリーフ)3

ごきげんよう🍒アカチェリーナ4世です🤙🏻👈🏻

『with グリーフ〜父親の聖地巡礼までの路〜』
の連載の裏話も今回で最終回
これでほんとに終わりです

『withグリーフ』
というタイトルは、

私のグリーフワークを通じて
読んでくれた皆さんにとっても
大切な人を思い出したり、思い出を懐かしんだりしてもらえたら
いいなという願いを込めてつけたものでした

13話

焼き場での話
北海道では焼き場で人を焼く時に
だらせん(小銭)を棺の中に
一緒に入れる風習があります
(この話を書いた後で北海道の風習だと知った)


その焼けた10円とかを
骨を拾う時に別で拾って
お守りにするんですが

私も父親と一緒に焼いた だらせんを
何年も大切に持ち歩いてました
(今は家に置いてある)

スーパーとかでお釣りもらう時に
たまに焼けて変質した10円とか
入ってることあるけど
それはそういうのでもらったやつを
使ってしまう人がいるってこと笑

縁の遠い親戚の葬儀とかに出た時にもらうとか
そういう人が使っちゃうイメージ
(最近はあんまし見かけなくなったな)

北海道固有の風習らしいので
ここで書いておこうかなと



14話

で書いてますが
父親を亡くしてしばらくは

父親がこの世界からいなくなってしまうのが
たまらなく寂しくて

誰でもいいから
父親の話をしたい
聞いてほしいと思いましたが

知り合いや友達に
父親の話をしようとすると
みんな気まずそうにして
あまり話を広げない様に
気を遣ってくれました

私はそれで更に寂しい気持ちになり

死んだ人には蓋をして
あんまり触れないように
しようとするもんなんだ

と知りました


でも、そうされた時
自分は
もっと話を聞いてほしいんだ
と強く思いました


実際そっとしておいてほしい人も
いるかもしれないし
辛くて考えたくないと思う人も
いるかもしれないので

一概に話を聞いてほしい
と思うのは違うのかもしれませんが

友達だと思っている人が
誰かを亡くして悲しんでいる時
辛い思いをしている時

私は
亡くなった人の話をたくさん聞きたい
亡くなった人のことを
一人で背負わないで

残された人が孤独にならないように
私も一緒に共有したい

そう思いました


ただ、それは簡単なことではないと
知る機会がありました

私自身が、死別を経験したnoterのお友達に
コメントをする機会があって

「自分が言った言葉で
相手を傷つけたらどうしよう」
と心配でした

死別を経験した人の心はとっても繊細で柔らかくて
孤独で傷つきやすいものなので

良かれと思って言った一言や行動が
どんな風に傷つけるかわからず
それが怖くて本当に声をかけていいものなのか
こんな言葉をかけていいものなのか等々
何時間~何日も考え込んでたり…


だから私が当時
父親の話をしようとした時
みんな気まずそうに話を広げない様にしようと
気遣ってくれたんだ
と分かりました


でもそれだと本当に寂しい時
孤独になるしかなくなってしまうので

私は友達に
自分ができる範囲で寄り添いたいし
亡くなってしまったその人が
生きていてくれたことを
少しでも知りたいし

どんな人で2人の間に
どんなエピソードがあるのか
共有させてもらいたくて


死別の時くらい、寄り添える日本人でいたい
そう努力し続けていきたいと思っています


日本人は
気を遣ったり、触れないようにするのは得意だけど
『寄り添う』のは苦手な種族かな
と思うんです

寄り添うっていうのは
親も学校も教えてくれないので
上手な人から学ぶしかないと思っていて
上手な日本人がそもそも少なそう


「そんなクヨクヨしてたら
心配して成仏できないしょや」

とか
単に「元気だしてね」

↑これらは寄り添いじゃないですよね

でも本人的には寄り添ってるし励ましてるし元気づけてるつもり
でしょ?

寄り添うっていうのは
落ち込んでる相手を
自分と同じ元気度に引き上げる
行為じゃないんですよね…

まじでこれに気づいた時
あぁ…過去の私の言葉がごめんね…と
シンプルに落ち込んでる人に対する声かけなんかを
思い出して申し訳ない気持ちになりました

私も分かってきたのは最近なんです…
(しかもできてる率60%くらい)

でも、日本にいると
こうやって励まされる経験が圧倒的に多い

なしてそう言いたかったのかの「気持ち」の方を言えると、世界は優しくなるんだなぁ

叱咤激励
(大声で叱るように励まして奮い立たせること)

なんて日本語があるくらいだし
多くはやっぱりこれしか分からないから
皆これやっちゃうんじゃないのかな

と私もやってきてるから思う
こういうこと言われたくないよな…
とか思っても
じゃあなんて言ったらいいのか分からない
模範解答クレ


そんな中
寄り添いが上手な人がいて
私も勉強させてもらってるんですが

その人は
落ち込んでる相手を
無理に元気にしようとしない
んですよね

「辛いよね」「悲しい気持ちなんだね」
「それは辛くもなるよね」
って言ってくれる

だけどさ、は無し
でもさ、も無し
ただそれだけ言ってくれるのがミソなんじゃないか
と思っている

私も人にそうやって寄り添えるように
なりたいと思って
日々勉強しています


お友達noterさんの記事で
「お葬式が終わって1ヶ月くらいした時に声をかけられると嬉しい」
「ほとぼりもさめて、誰も話題にしなくなった頃が1番寂しい」

というような内容を読んで
あぁ、そうされると確かに嬉しいなぁ
学ばせてもらったなぁと思いました

こういうことを共有して
知識として知ることができるって
noteのいい所だなぁと思います




そんなふうに1人でごちゃごちゃ考えまくってた
って前提があった上で

私の
グリーフの記事にコメントしてくれた皆さんが
どれだけ勇気を出して
私に声を掛けてくれたんだろう

みんなきっと少なからず
不用意に傷つけるかもしれないことを
怖いと思っていたんだろうな

それでもそこを越えて
コメントをしてくれたことが
本当にありがたいことだな

と思うほどに
コメントへの返事の文字数が長くなっていく~笑

もっと短く要点を伝えられたらいいのに
言いたいこと全部つめたらこんな長くなっちゃった~
文字数制限に引っかかっちゃった!
ってことが頻発して

なんとか短く要約しようと
奮闘してました笑


私はコメントで傷ついたとか嫌だなとか
思ったことが一回もなくて

自分は相手を傷つけたらどうしよう
アワワ…って思って考えすぎてるだけで

案外、なんて言われても
嬉しいものなんだな
と知れたのも良かった

それとも皆さんがコメント上手だからかな
私は皆さんからも優しいコメントを
たっくさん学ばせてもらいました




15話16話17話

父親の少年期の話は
とにかく書いてて楽しくて

死ぬまでの話が辛かった反動で
生き生きと動き回る元気な父親を書くのが
とにかく楽しい!気分で書いてました

父が胸に猫を入れて
自転車で走るエピソードも可愛くて大好きだし

父について回るOさんも可愛くて
あまりにこのコンビを好きになりすぎて

芦別オールウェイズ3丁目の夕日
としてアニメ化待ったなし
とか一人で想像してニヤニヤしてました笑
(アニメ=聖地巡礼のイメージから飛躍していった)


芦別は倉本聰の映画の舞台にはならなかったっぽいけど
(してたらごめん汗。富良野と芦別の間の滝里町までは来たみたい)
GTOの映画のちょいロケ地にはなったらしいですね
見たいなぁそのシーンだけ


18話

ここからようやく
本連載のタイトル回収
父親の聖地巡礼をしに
芦別に行く

という話になっていきますが
聖地巡礼はまったく思い通りにいかず
大変でしたが
実際にやってみて
これは楽しいなと思いました


死んでしまって辛い思い出が
最新の父親との思い出だったのが
聖地巡礼をしたことで

芦別に行って父親の痕跡を辿ったことが
父親の最新の思い出になったことが
単純に嬉しかったな

と書いていて思いました

グリーフワークの流れとしては
故人のいない世界を再編
が最後に来ますが

今私は
皆に父親のことを知ってもらえて
満足しています

皆が父親のことを知ってくれている
そんな世界で生きていく
皆の心に父親が存在している

それが本当に嬉しいし
安心します


今回のwithグリーフ 父親の聖地巡礼までの路
の連載は

私にとって
本当に素晴らしいグリーフワークになったし
人からの言葉があることで
心がこんなに軽くなるもんなんだと
実感しました

最後まできて
本当にやってよかったと
思えていることが嬉しいです

皆さんが大切な人の思い出を
noteで話す機会があったら
大切に読ませていただきたいし

コメントもできたらと思っています
(ごちゃごちゃ悩んで迷って辞めるかもしれないから
絶対とは言えないけど)


この連載を支えてくれて
スキを押してくれて
コメントしてくれて
感謝です

次の連載は
グリーフが体力の必要な話だったので
軽くて楽しい話にしたいと思います
ワヤウマも楽しい話を書いて

…って感じ?みたいな~?感じ~?(死語すぎ?)


このヘッダー画像が親子マラソンの絵ですが
小学生の時習っていた
陸上教室で
昔こんなトレーニングをしたことを思い出します

100m全力ダッシュして
その後
急に止まらないで200m流して軽~く走る

全力を出し切った後
急に止まると
身体に良くないし疲れやすいから
ちょっと流してあげるんですよね

私にとってグリーフは100m全力ダッシュ
真剣に取り組まないとダメな題材だったってことかな
だから次の連載は流しでね

長距離の先生に
大会前に
「気楽に行こう。その辺の草でも見て走れ」
って言われたことをずっと覚えてるんですが

そんな気分で次の話は書くので
皆さんもそんな気軽さで見てね~


そんな訳で
『with グリーフ 父親の聖地巡礼までの路』

これにておしまいです
おしまいおしまい~

また次回のワヤウマでお会いしましょう~



*********巻末CM**********
無事に終われたことが
なんかもうとにかくホッとしてて
ここまでやった自分にご褒美をあげたいと考え中の
アカチェリーナ4世ですが

真面目な面もあってですね
普段はシンガーソングライターとして
辛い気持ちを口にだして伝えていくことで
皆で自分の辛い気持ちを言えるようになろうと
いうメッセージを発信しています
公式HPにたくさん自分の気持ちを載せているので
見に行ってみよう

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