アスペルガー×ADHD⑧記憶の書き換え
私の元夫は未診断のアスペルガー×ADHDでした。
本人は遅刻や約束のバックれ癖が酷く、約束を破るのは日常茶飯事。
嘘、隠し事、約束破り、音信不通、悪口陰口、責任転嫁、人前では善人のフリをすることは彼の得意技でした。
アスペルガーやADHDでも良い方向に個性を伸ばせば才能が花開き、天才型になる人もいます。
イーロンマスクやエジソン、ファーブルのように。
医師やエリートサラリーマンにも発達凸凹の方は大勢います。
ミュージシャンやアーティストになれる人もいます。
しかし親の教育や環境が悪く、発達凸凹をこじらせると、犯罪者、意思疎通が取れない宇宙人、自分の感情だけ押し付けてくる面倒な人になってしまう。
要は親が注意深く子供と向き合い観察して良い部分を伸ばせる環境に身を置かせてあげるか、あとは本人の努力次第でかなり改善するということです。
元夫はこじらせ系の極悪宇宙人でした。
事件は書き切れないほどありますが、信じられない事件のいくつかを書いてみようと思います。
ある日、息子に離乳食を与えてねと宇宙人にお願いをして私はキッチンで大人用の食事を作っていました。
当時息子は0歳の乳児。
宇宙人はリビングで息子に食事を食べさせていたのですが、何故かソファの上に子供椅子を置いて食事を与え始めました。
キッチンからその様子を見た私は「危ないからソファの上に椅子を置かないで!転倒したらどうするの!」と注意をしました。
宇宙人「大丈夫だよ、落ちない」
私「大丈夫じゃないから言ってるの!今すぐに椅子を降ろして!今、火を使って料理しているからすぐに動けないの、早く降ろして!」
宇宙人は私の言葉を無視をしてiPhoneを片手に弄りながらよそ見をして息子に食事を与えていました。
その瞬間、息子はベルトで固定された椅子ごとテーブルに向かって顔面から勢いよくテーブルに倒れ込みました。
「ギャア"ア"ア"アアアァァァーーーー!!!!」
聞いたことのない息子の悲鳴
私が走って駆けつけると宇宙人はまだiPhoneを握ったまま「お〜大丈夫かぁ〜?」
すぐに息子を抱き起こすと鼻の付け根が陥没して大出血…
宇宙人は「あぁ〜血が出ちゃったなぁ〜ハハハ、気をつけろよオマエ!」と痛みで絶叫する息子に向かって一言。
「だから言ったでしょう!何やってるの!早く病院に連れて行って!鼻が潰れて出血してる!骨まで陥没してる!!」
「え?オマエの不注意で怪我させたんだからオマエが連れてけよ」
「…???どういうこと?」
全く理解ができませんでした。
息子の真隣5cmの距離でiPhone片手に離乳食を与える宇宙人を注意した私は、彼らから5m以上離れたキッチンで料理をしていた。
私の不注意?!意味が、わからない。
「オマエが転ばせたんだろ?オマエは今息子の隣にいただろ?」
「はい????今私はキッチンであなたと私の食事を作っていたのに駆け付けたよね?!意味わからない記憶の書き換えしないで!とにかく病院!」
「無理、この後遊びに行く約束してるから先輩と」
「何言ってるの!!脳震盪起こしてるかもしれないのに、早く!」
「オマエが走って助ければ良かったのに、オマエのせいで息子が怪我したんだからオマエが連れて行け」
私が病院をiPhoneで探していると、宇宙人は勢いよく走り逃げて車を発進させてスノボ旅行へと出掛けたのでした。
そのまま音信不通、3日間。
当時39歳の元夫は、完全なる宇宙人でした。
これまでに蓄積された怒りが頂点に達して、離婚を決意することになった事件のひとつ。
パニックで思考停止すると逃亡する癖があるのは知っていましたが、不注意で怪我をさせて責任転嫁した挙句、注意した私の面前で堂々と記憶まで書き換えて、実の息子の怪我を放置して遊ぶために逃亡するのは鬼畜の所業としか思えず、こんな話を誰に言っても信じてもらえないような内容…しかし、信じられない事実でした。
後にこの極悪宇宙人は「キチガイな嫁がスノボ旅行を邪魔するために嘘をでっち上げて遊びを妨害した上に息子を怪我させた」と周囲に触れ回っていたことが発覚。
こんな人、あなたの周りにも隠れていませんか…?
世にも奇妙な物語のようですが、本当の話。