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猫にもみじ! 東京紅葉ハント2022 【豪徳寺編】

Let's 豪徳寺!

東京とその周辺でもみじ”狩り”を楽しむ「東京紅葉ハント」。前回の御岳渓谷に続いて今回は、世田谷区の大谿山 豪徳寺へ!

「Let's 豪徳寺!」と言っても、もうわからない世代の方が多いかもしれないが、「招き猫の寺」と言えば聞いたことがある人も多いはず。この招き猫たちと紅葉を一緒に撮りたいのだ。ネットで豪徳寺の紅葉がきれいになってきたという投稿があったので、行ってみようと。でも、ちょっとまだ早いだろうなあと思いつつ・・・

小田急線の豪徳寺駅、もしくは東急世田谷線の宮の坂で降りて住宅街を行くと、山門に続く立派な参道が現れる。

招き猫伝説の由来

豪徳寺は曹洞宗の寺で、彦根藩主井伊家の菩提寺。井伊直孝が鷹狩りの帰りに、寺の門前の猫が手招きするので入ったら、直後にどしゃぶりの大雨が降ってきたと。それ以来この寺を大切にし、縁起物の招き猫の発祥となったとのエピソードがあるそうだ。

さて、境内の紅葉は? (2022.11.12現在)


堂々たる風格の三重の塔の前には色づいた葉が。

うーん、でもまだまだ緑の葉の方が多い。やっぱりちょっと早かったか!

とは言え、色づき始めた感じも、いよいよこれから、という高揚感がある。

おっ、きれいに赤くなった一本がある。色づいた葉の下からから三重の塔を見上げるように撮ってみる。まるであたり一面オレンジの紅葉が広がる中に塔が建っているように撮れた。😀

実際に近いのは、こんな感じかな。

ほとんどのもみじは、これぐらいの色付き具合。

塔に隠れている猫を探せ!


そして、猫は、この三重の塔にもいた!

塔の周りは各面に、子、丑、寅、卯、と十二支の木彫りがある。一面につき3つずつ。この面は右から、亥(イノシシ)、つまりここで十二支が終わり、次は最初のネズミ、のはず、が、猫!? いや、ネズミもいる。猫は手だけをあげて小判はもたず、ネズミが小判をくわえている。そして猫とネズミは仲良く共存している!

ちなみにその左側は、丑(ウシ)。

無数の招き猫!


参拝を済ませ、いよいよ招き猫を見に、「招福殿」へ。
建物の周辺には大小さまざまな大きさの、陶器の招き猫が置かれている。

壮観!!

参拝者が願いを書いてここに置いていく。
今ではインスタ映えスポットになっていて、海外の旅行者にも結構知られている。
この猫の背中に書かれているのは・・・タイ語だろうか。どんな願いを込めたのだろう。

福よ、来い!来い!

子供たちを大人が守っているようだ。

皆同じ方向を見つめ、何を思う?

コトコト世田谷線・・にも、猫?

猫を堪能して、豪徳寺を後にした。

すぐ近くには世田谷線。2輌連結でゆっくりと走る様はとても絵になる。よくドラマや映画で夕景の切ない感じの時にここが出てくるのが、なぜかわかる気がしてくる。普通住宅街に走る鉄道は、うるさい、危ない、という存在でもあるが、この世田谷線は、街の人たちの生活にとても近い存在のようだ。

で、電車を撮影していると、複数の人が同じセリフを言うのが聞こえてきた。

「あーあ、今の、猫の電車じゃなくて、残念!」

ん?猫の電車?
そう。世田谷線五十周年の記念とやらで、招き猫電車が走っているのだという。しばらく暗くなるまでそこで待っていたが、残念ながら招き猫電車はやって来ない。
なんか悔しいな。

じゃあ、3駅先の乗り換え駅の下高井戸まで線路伝いに歩いてみるか!それまで見られるかもしれないし、終着駅にはきっと来るだろう。

歩き出した。
さっき、「電車と人の生活が近い」と書いたが、線路と道路を隔てるのも、この古そうなコンクリの柵だけ。所々少し斜めになっていたりして、その素朴な感じもいい。電車と言っても二輌しかなく、しかもゆっくり走るので、この距離感が実現するんだろう。

そして、途中道が少し線路から離れたが、終着駅の下高井戸に到着
そこでちょっと待つと・・・来た!招き猫電車だ。

ちゃんと耳も書かれている。
そして車内の床を見ると、猫の足跡まで。

英語でWelcome。やはり、外国人観光客を意識しているだろうか。

「猫バス」ならぬ、「猫電車」は、家路を急ぐ人たちを乗せて駅を離れていった。

(↓ この電車の運行時刻表)

当初の目的の、「紅葉と招き猫のコラボ」は撮ることができなかったが(11月12日現在)、また楽しみが増えた。

もうしばらく、もっと赤く色付いた頃に行ってみよう。

嫌なニュースばかりの日々だけど、あれだけたくさんの「猫の手」を借りて福を呼んでるんだから、相当パワーがあるはず。行った人には、きっといい事がある・・・はず!

皆さんも、ぜひ!


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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
AJ 😀

【東京 紅葉ハント2022】過去記事


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AJ 「英語×中国語=∞!」英中両語で、世界を広げる。
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