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お金が大好きな小1

子どもがお金が好きだとどう感じますか?
私は物の値段やサービスの価値を理解できない中高生になる位なら、
小さいころから物やサービスはただではないというのを理解した方がいいと考えている派です。

その方針が一番顕著に表れた息子は、まさにお金が大好き。
そんなお金が大好きな息子は家庭内で定期的にビジネスをしようとします。
「ママ、バイトない?」
新聞と取るバイト、洗った食器を片付けるバイト、
肩をもむバイト、洗面所を洗うバイト、牛乳パックを解体してリサイクルに出すバイトetc。

バイトを始めたのは1年ほど前。最初はお金を稼げるのがうれしくて
お金欲しさにやりたい時にバイトを発生させようとしていました。

私がしている仕事を無理やり取って、お金を請求するという当たり屋ですか?みたいな時期も。

「相手が助かったり、うれしかったりしてお金を払ってもいいと思えるサービスや商品に金銭的価値が産まれるんだ」というのを
彼が理解するのに1年くらいかかったと思います。
けれどその学びは彼の行動を変えました。

最近、どういう時に親が助けてもらうとうれしいのか理解して、
「ママ、食器を片付けるバイトをしていい?」と相手のタイミングをみて
具体的に交渉してくるようになりました。

そして値段交渉もしてくるんです笑。
10円(一番高額のバイト)の仕事をしばらく繰り返していたんだけど、
「これやっぱり20円にならない?」みたいな感じ。

需要と共有を理解して価格交渉をしてくる7歳。
長女のころには考えられませんでした。

そして先日ですが、息子が急に
「ママ、今日の午後、お小遣い帳を買いに行きたいんだけど行ってきていい?」と言い出しました。

そして宣言通り、白紙のノートを買ってきてお小遣い帳を付け始めたんです。
最初はただ総額を書いていくだけだったので、
日付、入金、出金、残高が分かるように書き方をつたえたところ、これがまた彼の心にクリーンヒット!
今日1日で稼いだお金は25円だった!というように合計を計算したり、
増えた額と結果がぴったりであることに喜びを覚えて報告してくれるようになりました。

お金への妄執により繰り上がりも軽々クリア。
ポケカ愛がカタカナを習得させたように、夢中になるもののツールにある学習は難なく超えていきそうな予感がします。
何より金銭管理の最初の一歩を彼は自分で歩き始めました。

彼の好きなものは、ポケカ、ミニ四駆、鬼ごっこ、刀、そしてお金。
お金と刀は不定期になんどもやってきているブームです。
鬼ごっこは彼がずっと愛してやまないもの。

最近、ここに百人一首が参加しようか悩んでる様子です。
彼が好きなものが彼を育てていくのがうれしい。
次女は小4でそちらに軸を置き始めました。
そういう循環を1年生の時からできたのは3回も子育てを練習させてもらっているおかげな気がします。

※ちなみにお手伝いを報酬制にすることには賛否あるかと思いますが、
 報酬とモチベーションの維持には相関性はないという研究がありました。
 息子はむしろお手伝いのおかげで、家庭内の食器の位置、
 ゴミのリサイクルをしているスーパーの存在、父は肩こりでありしんどい時があるなどなど、色んなことを学んで「どうして?」を深めています。

ここから彼はお金とどう付き合っていくのでしょうか。
2円、5円のバイトがメインなので中々お金はたまりませんが、
どういうバイトに付加価値が付くのか、
思わぬ高額バイトを提供してくれるのはどういうときか、
色々これからも試行錯誤してくれたらうれしいです。

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