ロリババ■好きは泉鏡花「夜叉ヶ池」を読め
ロリババ■を愛してやまない紳士淑女の皆さん、結論から申します。
泉鏡花を読んでください。
文豪の書いたロリババ■が読める!
ご存じかもしれませんが、泉鏡花は明治から昭和にかけて活躍した作家です。そして、人間ならざる少女(年齢の定義についてここでは深く言及しません)が登場する作品を数多く世に出しています。
考えてみてください。明治時代の文豪が描いたロリババ■が読めるんですよ。これはすごいことではないでしょうか。
泉鏡花の作品は素晴らしいものばかりですが、今回は「夜叉ヶ池」を中心にご紹介していこうと思います(できるだけネタバレは控えるつもりですが、もしネタバレになっていたらすみません)。
台本なら比較的読みやすい
泉鏡花の文章は少し古めかしい書き方のものが多いので読みにくい、と思ったそこの貴方。安心してください。演劇の台本なら台詞が多いので比較的読みやすいです。
泉鏡花は「夜叉が池」「紅玉」など、台本作品も多く手掛けています。泉鏡花とっつきにくい、という方はまずは台本を手に取ってみてはいかがでしょうか。
次の引用は、泉鏡花「夜叉ヶ池」に登場するロリババ■、白雪の最初の台詞です。
いや、雅すぎる。この一言から、白雪が月の微かな明かりを頼りに誰かから来た手紙を読んでいること、日が昇るのを待ちきれないほどその人からの手紙を楽しみにしていることが分かります。たった一言の台詞でこの情報量の多さ。文豪すご。
しかも台詞なので、鏡花の小説作品の地の文に比べると読みやすいです(小説もとても良いものばかりなのでぜひ!)。
ただ台本といえど、鏡花の作品は少しばかり古めかしい言い回しもあるのも事実。しかし、それがむしろロリババ■の生きてきた年月の長さを感じさせてくれます。
「大儀」とか言われてみてえ~~~!!!続くお言葉の優しい感じももう好き!!ってなりますし、もう最高ですわ。
また、次は白雪の台詞ではないのですが、同作品のこの台詞がいっそ清々しくて好きです。
これは晃という男性の発言ですが、◆意を全く隠していないのが、なんかもはや良いですね。
ここまで読んで、「夜叉ヶ池」等泉鏡花の作品を読んでみようかな、と思ってくださった貴方、でも本ってけっこう高いしな……と思われたかもしれませんが!!!!!
Webで無料で読める
「青空文庫」というサイトをご存じでしょうか。
こちらは、著作権保護期間が満了した作品をテキスト化してくださっている、とてもありがたいサイトです(使用する際は規約をよく読み、遵守しましょう)。
こちらのサイトに「夜叉ヶ池」ほか泉鏡花の作品が多数収録されているので、ネット環境さえあれば無料で読むことができます。
少しでも興味をお持ちいただけましたら、ぜひご覧ください!!!!!