豆豉(トウチ)を使ったアレンジレシピ!豚スペアリブのトウチ蒸し(^^♪
いつもお読みいただきありがとうございます。
・今回は私的にも懐かしい中華料理をご紹介します。
その名も【豆豉蒸排骨】(トウチチュンパイコー)
香港の屋台市場やレストランで古くから親しまれてきた香港や広東料理を代表的な点心の1つです。
■豆豉とは?■
豆豉について詳しく知りたい方は、過去の投稿で読めますので⇩をどうぞ!
■豆豉(トウチ)ってご存知ですか?中国の南方でよく食べられている発酵食品です。■
https://note.com/aj_china_itannji/n/nde0edd3e1669
■排骨(パイコー)とは?■
排骨とは、中国語で豚などのスペアリブ、すなわち骨付きばら肉(肋肉)の意味です。
転じて豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた中華の肉料理を指す。
欧米ではポークリブ(Pork ribs)と呼び、ソースを絡めてバーベキューなどに用いられることが一般的ですね(^^♪
揚げた排骨をご飯に乗せた【排骨飯】(パイコーハン)や、麺の上にトッピングした【排骨麺】もありますが、多くのお店で豚肩ロースやロース肉を使っていますが、本来の意味では排骨(パイコー)とは言えません。
日本の家庭で作る際は、生のスペアリブの入手性や価格差から他の部位で代用したり、惣菜等で既製品の揚げ物の豚肉で代用、いわゆる「排骨風」にする事も出来ますね(^^♪
■台湾炸鶏排って?■
最近では、「台湾炸鶏排」(タイワンザーチーパイ)という料理が流行ってますが、これは鶏肉を開いて下味を入れ、衣を付けて揚げる料理です。
ここでの「鶏排」とは鶏むね肉が使用されていますが、本場台湾では手羽元にあたる部分が付いていて鶏の「排骨」と言えます。
では、作っていきましょう!!
■材料■
・豚スペアリブ 600g
・重曹(タンサン) 5g
・水 1000㏄
・塩 5g
・砂糖 18g
・黒胡椒 少々
・片栗粉 20g
・醤油 15g
・ニンニクみじん切り 12g
・豆豉(トウチ) 15g
・ごま油 20g
■作り方■
①水に重曹を入れて溶かし、豚スペアリブを15分漬け込みます。
※重曹水に漬ける事で、肉のたんぱく質を分解して柔らかくしてくれます。消臭作用で肉の臭みを和らげることができます。
※重曹が残ってしまうと苦味が出てしまうため、使用量を守ってください。
②漬けている間に調味料を準備します。
③漬けておいた豚スペアリブをザルにあけて水気を切ります。
※ここでしっかり水気を切らないと仕上がりが水っぽくなってしまいます!
④塩、砂糖、黒胡椒、片栗粉を揉み込みます。
※最初はぼそぼそしていますが、徐々にしっとりしてきます⇩
⑤醤油、ニンニク、豆豉(トウチ)を入れて混ぜ合わせます。
⑥このまま冷蔵庫で10分以上寝かします。
※この間に蒸し器のお湯を沸かし始めましょう。
⑦セイロに入るサイズのお皿に重ならないように並べていきます。
⑧蒸し器のお湯が沸いたのを確認してから10~15分蒸します。
※蒸し上りがこちら⇩
⑨プルプル食感で柔らかくジューシーに蒸しあがりました(^^♪
ここで、更にもうひと手間加えたレシピをご紹介します。
蓮の葉で包んで蒸していきます。
・巻き方はこちら⇩
■蒸し時間は20~25分
蓮の香りが移り、また違った美味しさがありますよ(^^♪
豚肩ロースや豚ロース、バラなど、いろんな部位で作れますので、ぜひ試してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は【豆豉】(トウチ)を使ったアレンジレシピの1つ、【豆豉蒸排骨】をご紹介しました。
私的にも懐かしい料理だったので、思い出しながらの調理でしたが、とても美味しく出来ました(^^♪
今後も家庭で作れる本格的中華料理の作り方やレシピ本に書かれていない細かいノウハウや手順の組み立て方を投稿していきます。