藍月要

ラノベ作家。ファミ通文庫やスニーカー文庫からいろいろ出しています。

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最近の記事

【七草にちかW.I.N.G.編考察】シャニPはなにを信じていたのか

こんにちは、ラノベ作家の藍月要です。 七草にちか実装にともない、シャニマス界隈がまた新たな盛り上がりを見せています。みなさんの心は無事でしたか? 今回の七草にちかW.I.N.G.編がどんなシナリオだったのか、自分の中で納得できる解釈にたどり着いたので、忘れないように書いておこうと思います。 (なお、いままで書いてきたシャニマス怪文書の例はこんなの↓) 今回の怪文書の最終的な着地点は、七草にちかについて"平凡な女の子"と認識していたはずのシャニPが、 W.I.N.G.

    • 【市川雛菜『感謝祭』編考察】雛菜が持って生まれてこなかった、ひとつの才能について

      こんにちは、ラノベ作家の藍月要です。 最近出した本の著者プロフィールにこんなことを書くくらいには、シャニマスにハマっています。 今まで書いてきた怪文書は以下の通り。 基本的にはノクチル学を専攻しており、特に雛菜と小糸が専門分野です。 シャニマスでは記事投稿現在(2021/01/08)、ノクチルの新エピソード『海へ出るつもりじゃなかったし』が公開中。 いいタイミングな気がするので、今回は『感謝祭』編について、雛菜についての自分なりの考察をここに書いておきたいと思います。

      • 【福丸小糸true考察】福丸小糸という、跳べないうさぎに乗った飛べないうさぎ

        こんにちは、高専出身ライトノベル作家兼フリーランス広報の藍月要です。 以前こんな記事↓を書いて以来、小糸のPSSRを心待ちにしていたのですが、 ついに出ましたね。 貯めていた石を解き放ち、無事に引き当てることができました。天井も辞さない覚悟だったのですが、そこまでいかずにゲット。 ありがとう、ありがとう(ちなみにこの後で雛菜もゲットしました)。 さて、今回の小糸PSSR、W.I.N.G.本編と相まって、とてもグッとくる内容となっています。小糸の物語を追うならば、まちが

        • 【市川雛菜W.I.N.G.編考察】わたしたちが市川雛菜に惹かれる理由と、その奥底のアンチノミー

          ※この記事は、市川雛菜W.I.N.G.編の個人的な考察です。怪文書ともいいます。 ラノベ作家の藍月要です。 市川雛菜W.I.N.G.編をプレイしてちょっと経ち、ようやく理解できたことがあったので、自分自身への覚書という意味もこめ、この記事を書いています。 市川雛菜のカリスマ性と、どこか物憂げなプロデューサー市川雛菜という女の子は、ある種の強烈なカリスマ性を持っています。 それは、彼女自身が持つ人生哲学への強い信頼からくる、ひどく鉄壁な精神性によるものです。その鉄壁は、ある

        • 【七草にちかW.I.N.G.編考察】シャニPはなにを信じていたのか

        • 【市川雛菜『感謝祭』編考察】雛菜が持って生まれてこなかった、ひとつの才能について

        • 【福丸小糸true考察】福丸小糸という、跳べないうさぎに乗った飛べないうさぎ

        • 【市川雛菜W.I.N.G.編考察】わたしたちが市川雛菜に惹かれる理由と、その奥底のアンチノミー

          福丸小糸W.I.N.G.編の果てしないうつくしさ。あるいは、シャニPという「大人」について

          ラノベ作家の藍月要です。 先日、福丸小糸とW.I.N.G.優勝を勝ち取りました。 da特化で挑み、決勝では不運にもvo流行でダンベルちゃんと殴り合いになりましたが、メロビ三峰や熱血夏葉の3.5倍釘パンチなどで土手っぱらを刺し、なんとか優勝。 優勝の喜びもさることながら、小糸W.I.N.G.編はほんとうのほんとうに、ストーリーがうつくしいです。 人生を泳いでいく中、美という言葉の輪郭がぼやけてしまう夜が来たとき、このコミュはわたしたちのための灯台のひとつとなるでしょう。その

          福丸小糸W.I.N.G.編の果てしないうつくしさ。あるいは、シャニPという「大人」について

          Ergodox EZを日本語文章バリバリ書く人間が導入してみた

          こんにちは、高専出身ライトノベル作家の藍月要です。 みなさんは、Ergodoxを使いはじめてどれくらいですか?  そう、いまや全人類の数%のうちの数%の中の一部では使うものもいる、大人気キーボードErgodoxです。 こんなふうに箱に入って届き、 こっち↓が右側、 こっち↓が左側。 こうやって配置して使うキーボードです。 グッとくるビジュアルですね。 このErgodox、名が通っているのも使われているのもエンジニア界隈だけという印象。日本語文章を書きまくる人間が

          Ergodox EZを日本語文章バリバリ書く人間が導入してみた

          ラノベ作家が技術書典で同人誌を428部売った話。あるいは、高くて薄い本の挑戦

          こんにちは、高専出身ライトノベル作家の藍月要です。直近で出したのはこんな作品↓ おねショタ全開の一冊です。 さて、去る9月22日(日曜日)、池袋サンシャインシティにて行われた技術書典7に、出展サークルとして参加してきました! わからないことだらけだったのですが、ネット上に公開されている諸先輩方の参加レポート記事にとても助けられ、おかげ様でなんとか当日を乗り切ることができました。 そこで、僭越ながら、私も私の参戦記を公開したいと思います。本の企画から執筆、値段付けや印刷

          ラノベ作家が技術書典で同人誌を428部売った話。あるいは、高くて薄い本の挑戦

          高専カンファレンスin東京2018での登壇、あるいは高専生の生きる隅っこの世界について

           高専出身ライトノベル作家の藍月要です。  7月15日、高専カンファレンスin東京2018に発表者として参加してきました。せっかくなので、覚えていることをつらつら書いていこうと思います。 ・高専カンファレンスとは?  高専現役生や、高専出身者たちがうじゃうじゃ集まる闇の宴。  漂う瘴気のその濃さは、法に触れるか触れないか。  基本的には、趣味や仕事で得た知見について、話したい人が事前に申請して登壇し、他の参加者がそれを聞くという形式です。  全国各地で開かれており、その開

          高専カンファレンスin東京2018での登壇、あるいは高専生の生きる隅っこの世界について