バードドック(首、体幹のトレーニング)
テレビや街中の看板でも
『 切らずに治す頚椎ヘルニア 』や
『 切らずに治す腰痛 』なんて うたい文句が
目に入ることも多いと思いますが、
人間の身体って、結局のところ
薬や注射などではなく
自分の筋肉を鍛えることでしか
ささえられないのです。
そして筋肉は、自分自身で鍛えないと、
目ざめてくれないのです。
💡バードドック
バードドッグは、
左右の筋肉のアンバランスを実感するのに
とても良いトレーニングです。
まず 四つん這いになり、
左右のどちらかの腕を前に伸ばし、
伸ばした腕と反対の脚を後ろに伸ばす
簡単な動作ですが、
左右の筋肉のバランスが崩れていると
ふらふらと安定しません。
💡鍛えられる筋肉
バードドックは、
脊柱起立筋や腹筋、多裂筋、大臀筋、三角筋
などの筋肉が鍛えられます。
特に重要なのが脊柱起立筋。
身体を支える背骨は、
1つ1つは小さなブロックのようなモノで、
脊柱起立筋によって繋ぎ止められています。
この脊柱起立筋群のバランスが崩れると
荷造りのヒモが切れたように、
猫背や、首を前に突き出して歩くような
不格好な姿勢となります。
そして、この不格好な姿勢は、
内臓の圧迫や 関節の痛み を誘発します。
💡ポイント
・頭の位置:顎をひいて、
背中から後頭部まで真っ直ぐになるよう、
視線を下へする事で
腰から首まで伸びる脊柱起立筋群を
鍛えることが出来ます。
・腕:ただ伸ばすだけではなく、
肩の付け根や肩甲骨を意識することが大切
・脚:ただ上げるだけではなく、
お尻や股関節を意識すると効果的です。
この姿勢を30秒キープしたら、元にもどし
反対の手と脚を伸ばして、
同様に30秒キープを繰り返します。
バードドッグは、
体幹部を鍛える効率的なトレーニングで、
腰 や 首 への負担が少なく
自重で取り組むことができます。