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1年前の日記を読んで考えた、年度末の「不安」のなぐさめ方

小学校教員として働いているわたしにとって、
年度末特有の不安定な時期が到来。

先日、卒業式・修了式を迎え、今年度の子ども達との生活にひと区切りを迎えた。小規模校ならではの、あったかい式だった。学校全体が「家族」という感覚。

仕事量は多すぎるし、小さい学校だからこその大変さを痛感した1年ではあったけれど、今の学校でがんばろうとあらためて思えた。今年度は、初めての仕事(研修主任や複式学級の担任)が多くて、無我夢中。振り返ると教員生活8年間の中で一番働いた!と自信をもって言える1年だった。

やり切った!と思えるけれど、心はモヤモヤ。

毎年のことなので、1年前はどうだったのだろうと思って、ほぼ日手帳を開いてみる。どんぴしゃで、卒業式の翌日の日記が荒れている。

不安すぎる。
将来も、4月からも、自分の人生も。
出会いと別れの時期。もう嫌だ。
チョコレート、パイの実、
家にあるものを食べ尽くした。
不安に対処する手っ取り早い方法が
過食なのやばい。
この1か月くらい朝もなかなか起きられない。
不安はこの先も「ゼロ」になることはない。

2023年3月24日のほぼ日


笑えるくらい荒れている〜!(笑)
「食」に走っている(笑)
人生にまで絶望している(笑)

今だから、大げさだな〜と笑い飛ばせるけど、この時のわたしはもちろん真剣そのもの。

なんでこの年度末モヤモヤするのか。

年度末の忙しさとか、環境の変化とか
本当にいろいろな要因があるけれど、

家族(クラスの子達)と別れ、
居場所がなくなる感覚から来る不安
がわたしの場合は大きいのかな、と思う。

1年間、毎日を一緒に過ごした「学級」としての居場所がなくなる宙ぶらりんの時期。

彼氏もいない、もちろん結婚もしていないし子どももいないアラサー独身のわたしにとっては、子ども達と過ごす日々、子ども達にかける愛情が占める割合は想像以上に大きいんだ、きっと。

それでも、クラスの子たちとは
1年間(ないしは2年間)の期間限定の関係。

4月から始まり、少しずつ少しずつ信頼関係を築き、子ども達も、わたしも、お互いのことが分かってくる。叱ったり、笑ったり、冗談を言い合ったり。叱咤激励しながら子どもの成長を喜び…

そうやってできた「家族」のような「クラス」

それが解散するわけだから、そりゃあ
気持ち的に落ち着かなくなるわけだ。

子ども達と一生懸命向き合い、力を尽くしたからこその、年度末のなんとも言えない虚無感。言葉を返せば、それだけ真剣に向き合った、がんばった。

本当に不思議。
あんなに濃い時間を共にしても、1年後には、さよならしなくてはいけない関係性。

そして、4月からまた新しい子たちや保護者と関係性をうまく築いていけるのか、新しく異動してくる同僚とコミュニケーションとれるかな・・・etc.

そういう思いがぐるぐるとしてしまうから、この時期のモヤモヤにつながるのだと思う。

少しモヤモヤの言語化ができてよかった。

そんな年度末の心の持ち方として、
今回、過去の日記を読んで考えたこと。

①結局このモヤモヤは期間限定!

と言い聞かせよう。

先日、こちらのTOMOさんのnoteを読んで
悩みも「期間限定」という考え方大切だなと思った。

結局、年度が始まれば、不安になって悩んでいる暇なんてなくなるわけだし。実際、今年の1年だってあれだけ年度末不安になっていたけど、どうにかなった。なんならとても楽しく充実した1年になった。

だからわたしも
「期間限定だよ〜」と今の自分を励ましたい。

もう1つ

②婚活もがんばらないと!

という気持ち。

異動や年度の区切りで終わらない
関係性を作っていきたい。居場所がほしい。

だから、わたしは
結婚したいし、家庭を持ちたい。

やっぱり期間限定ではなく、共に歳を重ねていけるパートナーや家族がほしいのだと実感。

仕事もがんばる。でも、婚活もがんばろう。
そうあらためて心に決めた1日だった。
(最近、な〜んもしていなかったので💦)

③言葉にしてみる


不安をかき消すように爆食していた1年前と比べると、モヤモヤを言語化したり、これからどうしたいのか、どうしたらよいのかを落ち着いて考えたりすることができるようになった!noteを続けてきた効果?!かもしれない!

また1年後、年度末特有の不安にがんじがらめになる時がきたら、このnoteを見返そう。

今の自分の言葉が、「来年のわたし」をなぐさめてくれるかもしれない。

過去や未来の自分のためにnoteを書く

そんな時があってもいいですよね、きっと。

さて、残り1週間で令和5年度も終わり。

しっかりと仕事を納めながら、4月に向けて気持ちを整えていきたいです。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

おしまい。

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