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累計17万日分のデータ分析で分かった勝率8割の株式投資法(6)

これまでの全般的な分析を踏まえて、今回から投資法をどのように構築するかを検討する。

1.業績の裏付け


まず確認だが、前日終値から高値の上昇分で利益を上げる投資法である。この場合、翌日に上がる期待が高い銘柄ほど期待できる事になる。ということは、まず基本的に業績、ファンダメンタルがしっかりしており、中長期的に上昇が期待できる銘柄の方が好ましい(当然だが)。間違っても武田薬品工業のような銘柄を使ってはいけない。

2.テクニカルの裏付け


次に値動きのテクニカル面。翌日に上昇を期待するなら、右肩上がりの銘柄がいいだろう。もちろん右肩下がりや横ばいの銘柄でも勝率が80%以上だから、無理ではないはずだ。ただ少しでも利益を増やそうと思えば、ファンダメンタルとテクニカルの両方がそろった銘柄を選ぶべきだろう。

3.値がさ株は避ける

そしてもう1点。TOPIXコア30は値がさ株(1株あたりの株価が高い銘柄)も多い。例えばキーエンス(6861)は100株を購入する最低投資額が700万円超、SMC(6267)は800万円超となる。こうなるとおいそれと買えないし、損失が出た場合のダメージも大きい(1%下がるだけで7~8万円の損失)。こうした銘柄は避けるのが無難だろう。

4.まとめ

これまでの条件をまとめる。

  1. ファンダメンタル(業績)面で下落不安が少ない

  2. テクニカル面で上昇基調にある

  3. 値がさ株(100株で150万円以上)ではない


以上が条件となる。次回で具体的な銘柄を絞り込んでいこう。

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