脳内会議の抜け出し方
ここのところ新企画に向けての準備でnote更新が滞りがちなAIRです!こんにちは!
今日は一人脳内会議の抜け出し方について書いていきたいと思いますよー!
"一人脳内会議"または"毎晩恒例今日あったこと反省会"。嫌なことがあった日は(もしくは特にそんなことがなくても)よく開催されるやつですよね。
今更考えても仕方のないことが頭の中を永遠にぐるぐる。ベッドの中で開催されたが最後、眠らなきゃと思いつつ、気づけば夜が明けている…なんてことも。
これらのぐるぐる思考って、実は陥りやすい特徴があるんです。
それは、正しいor間違い、あるいは善し悪しが脳内会議の議題になっていること。
例えば、
「あの人のあの行動は普通に考えてあり得ない!」
「あのときああするより、こうすれば良かった。今考えるとそのほうが状況にふさわしい行動だった(正しかった)」
などなど。
とてもよくある脳内会議パターンです(実際、私もよくやってしまいます)が、この方法だとぐるぐるパターンからなかなか抜け出すことができません。
何故かというと、正誤や善悪といった判断基準は、”自分の外側の世界”で”何か一つの正解を求めるもの”になりがちだからです。
正解というゴールがどこかにあるフィールドで戦っている限り、それを探すために何度も思考の迷路に入っていくことになってしまいます。そのゴールがすぐに見つかるようなものであればいいですが、こうした思考の迷路の場合、ゴールが複数ある上に、時と場合によって無数に場所が変化したりするから厄介です。ゴールを見つける前に疲れ果てて、迷路の中で動けなくなってしまうこともあるかもしれません。
では、迷路に入らないようにするためにはどうすればいいか。
その方法の一つが、「その時どう思ったか?」を議題にすることです。
先ほどの例であれば、
「あの時あの人にあんなことをされて、悲しかった」
「あのときああしてしまったのは、不安だったからなんだな」
などです。
「その時どう思ったか」ということは、実際に”その時”を体験した”自分の内側”にしか答えがありません。また、誰かから正誤や善悪を評価されるものでもありません。
答えは自分の中にしかないのですから、わざわざ迷路の中に入っていく必要がなくなるのです。
ラッキーな場合だと、自分の感情に気づけた時点でかなりスッキリでき、それ以上悩まなくなることさえあります。
そうでない場合は、「その時どう思ったか」をとにかく認め、許してあげましょう。最初は難しくても、ずっと思考の中で迷子になっているよりはずっと自分を癒すことができます。ACTの考え方が有効です。
この方法をマスターすれば、脳内会議の時間はぐっと短くなります。仮に時間がかかったとしても、その分しっかりと感情を認めてあげさえすれば、いつもの会議のように何度も同じことで悩むことはなくなるはずです。
学校では正解を探し出す方法ばかり教えられるけど、本当に大切なのは、正解がないものと向き合い、そのままを認める力なのではないかと私は考えています。
そして、正解のない大切なものの一つが、”感情”です。
私たちは、大人になると特に、自分が今悲しいのか、うれしいのか、怒っているのか、楽しいのかをわざわざ考えなくなっていきます。
しかし、普段目を向けていなくてもその感情たちは確かに存在していて、私たちに気づいてもらうのを待っているのかもしれません。
「そのとき、どう感じたか」「今、何を感じているか」を見つけることに上手になって、入る必要のない迷路には入らないようにしていきたいですね!
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