見出し画像

君と出会ったあの月夜

君に言葉をつたえるよ。わたしは好きなことを突きつめていくよ。人は、世間が君に追い風を吹いてきたと言うよね。君は戸惑っているのかな。どうなんだろう。一人でさみしくはないのかな。自分は本当にこれで合っているのかなって、こころの奥、閉ざした貝のように、密かに秘めた想い。これは祈りにちかい。君にそんなつもりはなかったのかもしれないよね。だから戸惑っているのかもしれない。世の中の空気を読んでいたわけではなくて、むしろ真逆。世間とは反対のことを当時からしていたね。それがどういうわけか、世間のほうから君に追い風が吹いてきていて、戸惑っている。ねえ、今どんな気持ち?これはほとんど祈りにちかい。君が現れても、どんなことがあっても、こうして祈っているよ。わたしはね、君がいたら、そしてそれを受け入れられる自分がいたら、もっと、それは世界が色鮮やかになっていくのだろうな、楽しいのだろうな、と思っている。わたしはまた、続けてみようと思うよ。たとえ、祈ることでしか繋がれないとしても。いつか、好きなことをしてる自分を受け入れられるように。そうすれば、きっと……。いつかまた、会おうね。


恐れないし忘れない。ラッキーのあとの不幸でも、もう十分経験してきている。もうなにも怖いものはないよ。ひとつあるとすれば、幸せになる恐怖を乗りこえた勇気を、受けとめてあげることじゃないかな。だいじょうぶ、いつかまた出会えるよ。だから、見守っててね。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集