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逗子〜熱海長浜56kmカヌー遠征

この春〜夏のユースカヌー部、集大成!

中高生と共に、逗子海岸〜熱海長浜56.11kmを漕いできました。

漁船に伴走をお願いし、15人のメンバーで海上にてメンバー交代しながらの旅路。

江ノ島沖ではとびうおの長距離飛行と並走し、国府津沖ではハンマーヘッドも出没。炎天下でも気持ちのいい風に吹かれて、大盛り上がりの船上でした。

途中、真鶴半島手前では東からうねりを受け続け、アマ(アウトリガー)が浮き続けました。

(この時間帯は必死で、写真がない😂)

カヌーがひっくり返らないよう、1時間ほぼずっと左側を漕ぎっぱなし。先頭の1番シートは何度も浮き、ジャッパンジャッパンと水が入ってくる。4番シートに座った子は水をかき出しながらのパドリング。

漕いでも漕いでも三ツ石を越えられない…!
左腿がパンパンになってきた…!
キツい…!

源頼朝がかつてこの辺りから鎧を着たまま房総半島まで漕いだって、ゼッタイ嘘でしょ…!

と、永遠にも感じられた三ツ石越え。

なんとか集中力を持続させて通り過ぎてみれば、うねりも風も少しずつ穏やかに。

外洋と湾内の違い、すごいんだなー。最後は伊豆半島に守られながら、熱海を目指しました。

56.11km、8時間49分の旅。

最後は腕もまともに伸びません。
「膝がわらう」ってこういうことかと思いました。

ようやく熱海長浜に到着した時の皆の表情は最高で、船から海にドボン!!

逗子より海水温が少し冷たく、透明度も高い熱海の海で、潜る、遊ぶ、潜る、遊ぶ… 


学校も年齢もバラバラな中高生たちが協力しあって笑い合う姿は、眩しい!のひとことでした。

さて、2日目の復路は、昼前から南風が上がる予報。

中1の子どもたちを中心とした若いチームだったこともあり、カヌーは前日のうちに曳航して小田原からのスタート。穏やかなうちに漕ぎ進めよう!と早朝に出発しました。


10時前くらいから南風が7-8m吹き、白波が飛ぶ。気を抜けないコンディションの中、皆が全力で漕ぐ。

うねりで岸側に引っ張られないよう、南東〜東に進路をとりながら進む。経験のため、中学生たちもステアリング(舵取り)を担当しながら、よくがんばりました。

復路は40.00km、6時間48分の旅。

「(陸に上がったけど)まだ揺れてて夢の中みたい」
「キツかったけど、楽しかった」
「遠征、また行きたい〜」
「次は太平洋横断だ!」

いい表情、いい感想。

大海原で風やうねりを感じ、自分ひとりの力ではどうにもならない航路に皆で挑む。

身体はキツくても、それぞれにかけがえのない時間を過ごすことができたのではないかな。

6人乗りのカヌー、やっぱりこの時期の子どもたちに最高です!

二日間伴走してくれた第五浩丸・伊与田船長、
同じく二日間、総監督を務めたたくちゃん、
何年も一緒に漕いできたユースのみんな、
そして、カヌー部の父母仲間たち。

最高の2日間でした。ありがとう!
またやろ〜!!

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