見出し画像

エンプロイアビリティと人生100年戦略

エンプロイアビリティ


最近「エンプロイアビリティ」という単語をよく耳にする。

エンプロイアビリティ(Employability)とは、「雇用」の意味を持つ「employ」と、「能力」の意味を持つ「ability」という2つの単語を組み合わせて作られた経済学用語。
日本語では「従業員が企業に雇用される能力」と表わされるほか厚生労働省によって「就業能力」と定義されている。
企業に雇ってもらうため、そして、継続して雇用してもらうための能力。

wikipedia

要は自分の市場価値だろう。
新卒から同じ会社にずっと所属していると麻痺してくる自分の価値。
その会社にいることが当たり前になってきて、悪い言い方をすれば「腰掛け社員」になってくる。

そんな折にLIFE SHIFTの著者リンダ・グラットン教授のもとで学ばれた高垣論子さんのお話を聞く機会があり、「エンプロイアビリティ」とLIFE SHIFTで提唱されている「100年時代の人生戦略」の考えが自分の中でマッチしたので整理したいと思った。

「人生100年戦略」とは?

100歳までに豊かに生きるための長期戦略

高垣論子さん

「豊かに生きる」というシンプルな言葉だが、人によってこの定義が異なるため、人生戦略を考えるうえで出発点は「自己理解・内省」になる。
自分にとって「豊かな人生」ってなんだろう?
そして一度定義して、100歳までの人生戦略をたてたら終わりという訳ではない。
様々な外部環境や自身のアップデートによって「今」思う人生戦略と70歳になったときに思う人生戦略は異なるだろう。

画像1

内省をして(Who)、人生戦略を立案して(How)、それを実践して検証する(Do/Try)。
そのサイクルをアップデートしながら100歳まで過ごす。

人生100年戦略の立て方


そしてその戦略立案のフレームワークが下記のとおり。

画像2

物語:何をして、どう過ごしたいのか
資産:その時にもっているべき資産は何か
働き方:どのような生き方をするのか

そして考える順序にもポイントがある。

lifesihft 考える順序

例えば今私は会社員(コーポレートワーカー)である。
年収スタートで考えると「この位の給与が欲しいからこの仕事をする。」自ずと働き方も決まる。
一方で物語から考えた場合はどうだろう。
『人生で〇〇を成し遂げるために会社員として〇〇をする』
いずれの考え方でもたどり着く「会社員として仕事をする」という選択と行動に変わりはなくても、考える順番の違いによって現状をポジティブに捉えられるような気がする。
そして後者で考えた方がモチベーションを高く保て、人生の目標に向かって今何をアップデートすべきなのかが見え、日々の自己研鑽に励めるような気がしてくる。
目先の仕事に追われるのではなく、その仕事をとおしてどのような資産を手に入れ、その資産を人生でどう活用するかという視点に立てる。

その状態こそが「エンプロイアビリティ」という能力が備わっていることなのではないだろうか。

〜イベント概要〜


日時:2022年1月23日(日)13:00~14:30
『人生100年時代の人生戦略を立てよう~リンダ・グラットンに学んだ高垣のりこさんと一緒に考える』
そしてなんとLIFE SHIFT 2発売時に開催した読書会のことをLyndaご本人がツイートしてくださいました!!!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?