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真面目だけど努力できない人へ

つまり、私のことである。


私は、自分自身のことを「真面目な人」だと思う。

毎日遅刻せず、体調不良ではない限り休まずに学校や会社に行き、必要な仕事はきちんとやる。時間やルールも(文句を言うことはあれど)基本的には守る。あまり嘘をついたり、誤魔化したりするのは好きじゃないし、度を超えた散財もしない。人間関係もトラブルがないように心がけている。

きっちりしているわけではないが、真面目か不真面目かと言われれば、「真面目な人」に分類されるだろう。

そして、私の周りを見ていても、日本人の多くは真面目である。特に女性は。

でも真面目だからと言って、必ずしも努力できるわけじゃないんだな、と最近当たり前のことながら気づいた。


「真面目な人」は、とにかく心配事が多い。大事なイベントの前に体調を崩したら、どうしよう。子供が暴れて周りに迷惑をかけたら、どうしよう。提出物を忘れたら、どうしよう。貯金が少なくなったら、どうしよう。英語が喋れなくても、大丈夫かな。家族共に海外で問題なく生活できるかな。

友人との会話は、心配事や不安で溢れてる。そしてお互いに共感して、そして「きっと大丈夫だよね」と、ほっとして帰るのだ。

そして、具体的な解決策や、目標に向けた努力はあまり話題に上らない

私ははじめ、謙虚な姿勢が好まれる日本人の会話のネタとして適さないだけで、みんな裏では努力しているのではないかと思っていた。

でも、そうじゃないのかもしれない。

私も含め、「真面目な人」は、日々、目の前の不安や心配事ばかり気になり過ぎて、何か目標を立てて逆算して努力する、そういう取り組みが苦手なのではないか。


達成したいことがあって、具体的な目標を立てる。逆算して、やるべきことを日々のタスクとして落とし込む。時間も体力も有限なので、必然的に取捨選択して、切り捨てたり、諦めなくてはいけないことが出てくる。全方位的に、色々なことが気になってしまう「真面目な人」と、何がなんでも目標を達成するような努力は相性が悪い。

毎日を一生懸命過ごして、日々の不安や心配事を解決しているのに、結局は何も達成できていない、成長を感じられない。そんな「真面目な人」がたくさんいるのではないだろうか。


誤解を招くような表現だったかもしれないが、人が全員、何かを達成するべきだとも思わない。毎日、一生懸命過ごすだけでも、十分尊いことだと思う。

けれども、その状態にふと疲れたり、モヤモヤしてしまったりするのであれば、物事へのアプローチを変えてみた方がいいと思う。私自身がやってみて効果があるな、と思ったことは、今のところこんな感じ。

  • やりたいと思うことを、15分タイマーを測って、バーーーーとノートに書き出してみる。あまり長過ぎても集中力が切れるので、10分〜15分くらいがちょうどいい。

  • やりたいことの中から、ちょっと頑張れば出来そうなことをピックアップする。難し過ぎず、簡単すぎず。

  • 選んだ「やりたいこと」がどう実現できるか、2〜3ステップくらいの簡単なタスクに落とし込んで、その日か次の日のうちにやる(すぐやるのが重要)


「ちょっと頑張れば出来そうなこと」「簡単なタスクに落とし込む」「すぐやってみる」の3つのポイントが重要だ。目標から逆算して、何かをやる練習になる。

こんな簡単なこと、すぐできるよ!と思った人には、必要ないと思う。でも、学生時代、部活や勉強を頑張っていたけど、最近は毎日の生活に追われていて長期的な取り組み、努力ができていないという人は少なくないんじゃないかな。

冒頭に書いた通り、私がその代表例である。頑張らなくては。。。


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あいの
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