わたしはこれで痩せた(運動編)
体重計に乗らない女、年に一度の健康診断でのみ体重と対峙するのだが、筋トレを始めた頃から一年強経った頃の健康診断のとき、知ってる数字より3~4キロ落ちており腰抜かした。
元々の体重も特別太りすぎず痩せすぎずのちょうどいいくらいだと思っていたので(健康体重?よりは全然下だった)、看護師さんに「普段もこんな感じですか~」の定型句言われて「はい~」と定型句返すとき、成長過程でしか見てない数字で二度見した。というかそもそもそんな数字として痩せてると思ってなくて「自分でもそんな有名人みたいな数字出せるポテンシャルあったんだ…」とまた自分を過小評価してたことに気付いた。自分が努力できたことにも、なりたかった自分に少し近付けてることにも喜んだし自己肯定感拾えた。
この記事では、ここに辿り着くまでの変化を記録します。
ニートになった:ストレス減
再現性低い話から始まってすみません。
一度仕事を辞めて日常のストレスからは解放された。これだけで特別何かが変わったわけではないと思うけど、要因の一つとしてはあると思う。今まで生きるのに必死だったところから自分に向き合い、自分を考え、どうしたいか決めるということに割くリソースが残っているというのは思っているより重要かも。
今仕事をしながらあれこれ考えられるのも、ニートで「考える」時間を作る習慣がこれまで以上に出来たからかもしれない。
後述するけどわたしは二度ニートをしているので、二度目の気付きの方がたぶん大きい。
転職を機に、仕事で半日以上歩き回ってた:有酸素の効果
結果これが理由で退職してるので体力と暑さの限界は感じたのだけど、「有酸素運動ってすごいんだ!?」を身をもって知ったきっかけだった。
毎日数時間歩き続けることで特別痩せるということではないと思うけど、無駄なものが減った感覚は大きかったし健康だった感じはある。
もちろん有酸素なので続けなきゃ意味がないし、退職してその習慣を手放した途端それまでの恩恵は消えた。けど「有酸素は有効であること」「継続することに意味があること」を"知識として知ってる"のと"自分の経験として理解する"のとでは全然違うと学んだので、いいきっかけだった。
ニートになった:筋トレ開始
上記によりまたニートになったが、前職のおかげで①有酸素運動だけではなく筋トレを取り入れた方がいいだろうということ、②続けることに意味があること、を拾えたので筋トレを毎日継続することを決意。
とはいえ、過去の自分により一筋縄にはいかないことを知っているので、「YouTubeの動画を見ないとできない」とか「ヨガマットを敷かないとできない」とか筋トレの前にハードルを感じるものは排除すると決め、頭の中にすでにあるメニューに限定することで何かを参照しなくても思い立ったらすぐ運動できるようにした。
「毎日続ける」ことを達成するためにまずは以下に絞った。
①寝転がってできること
★やるハードルを最大限下げなくてはいけないので、最悪スマホ見ながらでもできるのでとりあえずで始められる。
★足上げ腹筋とかできるといいけど、わたしにはいきなり負荷が大きすぎるので以下をやってた)
→脚を上げ90度に保つだけでも、筋肉なし雑魚には効果ある。
→その姿勢のまま足裏同士をくっつけて、自分の体の方に引き寄せる動き。
→膝下と地面と平行になるように膝を曲げ、開いて閉じるを繰り返す。
②腕周り
★腕はそんなに疲れないし音楽聞きながらやっちゃお!であんまりハードル感じずに続いた。肩こり酷いのもあって、痩せだけではなくて動かした方が楽な気がするからというのもきっと行動原理にあった。
★こればかりは動画を見てた時期もあったかもしれないけど、よくある動画にある動きと遜色ないので割愛。
筋トレ:半年経過、負荷アップ
半年も続いた!気付いたら、という感じで自分にとっては苦労は感じなかったが、振り返ったときに続いていることに感動した。その頃から「なんか痩せた?」等と言われることも増えた。
今まで効果よりも継続を重視してたから気付けてなかったものの、客観的にも効果に表れてたんだ!と知れてとてもモチベーションになった。
それも相まって、これまで苦しくなく続けられたということは、もっとしんどいこともできるんでは?と思い、物足りなさから違うメニューに変えちゃお~と自然に思えるようになった。
①プランクツイスト30~50回
②お尻トレ
→四つん這いの姿勢で足を曲げたまま、右足を右に上げ、上に上げるを20回、左足に変え同様に20回。
仕事復帰:通勤だけで一万歩+営業で自然な有酸素
転職先が家から遠く、都会での電車の乗り換えと職場最寄りからの15分弱の徒歩も相まって、ただ通勤するだけでiPhoneのヘルスケアで一万歩を記録していた。加えて公共交通機関移動での営業を週2~3くらいしてたのでもっと歩く日もあった。あと土日出勤もあり活動しすぎていた。
営業の度にマクドナルドを昼食にしていたけど別に太らなかったのは、消費量が多かったからだろうか…と思う。
筋トレもプランクと尻トレを変わらず継続。
転職:ペースダウン+キックボクシング開始
何度転職するんだ?という感じですが、勤務地も近くなり暦通りに休みがあり穏やかな生活にひと段落したところでやる気がゆるやかに減退していった、良くも悪くも。この「良くも」の部分は、健康管理だけではない自分のマインドにすごく影響している部分なので、また別途話したいと思う。
きっかけは、前述のプランクツイストとお尻の筋トレにも物足りなさを感じ下腹に効きそうな筋トレメニューに変えたところ習慣にならず、メニューを戻そうにももう時すでに遅しでプランクの姿勢になることにすらハードルを感じるようになってしまった。あのときめげずに同じメニューを続けられていれば…と思うほど、習慣や蓄積が崩れるのは一瞬なのだと思い知った。
それ以降筋トレの継続はゆるやかだが、新たに週1でキックボクシングを始めた。体系化されたメニューは以下で、30分~45分くらい。
縄跳び(わたしは150回前後目安に調整)、シャドー、サンドバック、ラッシュ、ミット打ち、筋トレ
ボクシング以外の運動が気まぐれなので効果をめちゃめちゃ期待できる状況ではないものの、楽しく続けられてることとともあれ運動習慣があることは自分にとってプラス。
現在・展望
後半尻すぼみな部分もありつつまだ通過点なので、これからも今必要なことと自分が出来ることを考えながら続けたいと思う。とりあえずはウォーキングかエアロバイクで有酸素の習慣を取り戻すところから楽しく日常に落とし込めるように頑張り中。
あとボクシングに友達と一緒に通っていて、友達が体力的についていけてなかったり、正しいフォームで動けていないときをたまに目撃する。糾弾する意図もなく、どんぐりの背比べなのは分かっているうえで、かつてはわたしも筋肉なし体力なしだったので気持ちが痛いほど分かり昔だったらこういう風に苦戦したのだろうと感じていて、今最低限ついていけてる自分を目の当たりにして、これまで細々と筋トレを続けてきたことに充分意味があったのだと感じられてうれしい。やっとスタートラインには立てるわたしになれた。
これを自信にしてまたのんびり頑張れたらいいなと思うから、あくまでもキーワードは「健康」だと意識していたい。体調的にも言わずもがな、心の健康にも繋がるだろうし、すきな洋服を自分らしく着こなせるとか、そういう気持ちの面でもモチベーションになるように、自分のことをもっと好きでいられるように(好きな自分の要素を増やせるように)向き合っていきたい。