合格発表前夜と存在証明
ずっと今まで親に言われたことに従ってきた人生だったような気がする。
初めて自分で決意して、突き通したいと思った。誰にも邪魔されたくなかった。僕が僕であることの証明がしたかった。この存在を証明したかった。あわよくばこれが誰かの背中を押せればいいと思った。
こんなクソみたいな世界に生まれて、思うようにならないことばかりの人生だった。好きなことを好きということも許されず、両親が引いたレールの上をただ歩き続けてきた。正直な話めちゃくちゃ怖い。でももうここまできたら突き通すしかないと思