読書習慣#62 現実主義で生き抜ぬこう!/「夜と霧」
現実主義の強さ。
絶望と言われるような状態で残れるのはどんな人なのか?楽天的な人なのか?それとも悲観的な人なのか?
私達からは想像も絶するような状態、第二次世界大戦下でユダヤ人ゆえに強制収容所に送られた心理学者ビクトールフランクルの体験と心理状態をつづる本。
強制収容所に送られ、家族とも離れ離れになった彼の周囲にも多くの人がいた。楽天的な人、悲観的な人。ところがいずれもが究極の状況ともいえる強制収容所での生活の中で身も心も破綻していく。。楽天的な人はあと1週間で戦争は終わると言う。ところがそれが終わらない。でも次の1ヶ月で終わると考える。でも終わらない。そのうち希望が絶望に変わっていく。
ビクトールフランクルはそれを観察しつつも自身も破綻仕かかる。けれども現実を生き抜こうと決意し。楽天的な想像はやめ、かつ世の中の悲観的にも焦点を当てずただ今あるものだけをみつめて生き抜く。結果集結まで自分を見失わずに生き抜くことができた。それだけでなく周囲の状況も心理学者として観察することができた。
結局周囲を見ても今を現実として捉えた人が心を破綻せずに生き抜くことができたと。フランクルは分析した。
そういえば、どんな状況でも常に次の一手を出し続ける人はやはり強いよなと。
楽観視して次の準備をしない人、逆に悲観視したことで次の一手を出さなかった人。そんな人よりも次の1手。
なるほどなと思った次第です。