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読書習慣#47 でたらめを見抜く賢い方法/「因果推論の科学」

デタラメをデタラメと見抜けたら。。どんなにいいか。。

確率論で因果をみつけろ!

先日こんな記事をみつけた。「遊んでいる人が成功している」テスラのイーロンやアップルのジョブスは過去に遊んでいた。(例えばジョブスは若い時にインドへ修行に行ったり、大麻をやったり。)その遊びでいろいろ視野を広げたので大成功した。なるほど一理ある。しかし、マイクロソフトのゲイツやアマゾンのペゾスは彼らに匹敵する成功者。でもどちらかと言うと生真面目優等生。修行も葉っぱもした話はない。でも成功した。更に考えると逆に成功していなくても遊んでいる人もたくさんいる。(真面目な人もいる)。。はて、では遊びと成功は本当に関係があるのだろうか??

一つのことだけ見るとそれっぽく聞こえるが実は違っていることも多々ある。そのためには待遇を見たりする必要がある。先の対偶の「遊んでいない人は成功していない」が確実に言えないならばその説は怪しい。もう一つは相関と因果の取り違えというのもある。。ではどうやって真の因果を見つけるのか???

因果を見つける方法論を説明してくれるのがこの本。ベイジアンネットワークという手法を解説その考え方をベースに見方を教えてくれる。ここでは計算よりもその考え方に焦点を当てる。

要するに条件付き確率のつながりから一番可能性の高いのは何かを考えることでより因果性のたかいものを見つけるというもの。

ベイズの法則はとても有効で、世界大戦中に未知の敵潜水艦をベイズで探索し発見したり、いまならばスパムフィルターやEC取引の詐欺防止等を確率論で振り分ける。


仕事で開発をやっているとどうしても目の前のものが大きく見えたり。なるほどこういう考え大事なのかなと思った次第です。


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