あいこ

24歳

あいこ

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マガジン

  • 本日の遺書

    日記は自分のため、遺書は残していく誰かのために書くのかなと思って。私がいつ死ぬのかはわからないから、残したい言葉を、感情を、ここに残しておこう。

  • 就活しない人生のリアルタイム

    某国立大学4年生、就活の一切を放棄し、卒業後について考えるシリーズ

  • マイ秘ストリー

    日記は私の歴史であり、黒歴史である。だからやっぱり本当に恥ずかしい。でも、だからこそ、面白い、と思っている。恋愛について言及している日記はさすがに何度考えても公開できません、恥ずかしすぎて。

最近の記事

  • 固定された記事

某国立大学4年生、就活の一切を放棄し、卒業後について考える①

「卒業後はどうするの?」 「就活してないから、就職先は決まってないよ」 「?? あ、院に行くとか?」 「いや、院にも行かないよ」 「??? なんか起業とかする感じ?」 「いや、起業もしないよ」 「???? じゃあ、どうするの?」 「どうするんだろうね」 「?????」 卒業後の話になると、質問してきた相手の頭にどんどん?が浮かぶ。 質問して応えが返ってくれば、「?」は納得に替わるだろうと思って質問してくる相手には本当に申し訳ないのだけれど、私にも自分自身に向けた「?」の答え

    • 私のひとりだち

      実家から持ってきた食器が一つ、割れてしまった。 まとめて食器を洗う上に拭くのが面倒で、洗った食器を決して広くはないスペースにどんどんと重ねていくから、いずれ雪崩が起きて割れてしまうことはわかっていた。 ただ、肺炎を患い、一週間の発熱し続けた後の少し体力が戻ったタイミングでのこの出来事は、気持ち的にも感傷的になるには十分だった。 割れてしまったのは、実家から持ってきた小皿だった。白地に藍色の線が入り、ふちの部分は花びらのように丸みを帯びているシンプルだけど、しょうゆ皿にもちょ

      • 友人は今、内モンゴルにいるらしい

        4月から環境が大きく変わり、 5月にはその環境にも慣れた。 6月には慣れたが故に見えてきた課題が多くあり、 7月には少々心身共にしんどくなってしまった。 これも人生のバイオリズム上、当然の流れだと思っている。 だけれども、多少の諦めと、多少の頑張りのバランスが少し崩れて、 眠れない日々でもある。 仕方がないさ、 こういう時もある、 自分でも言い聞かせるし、周りもそう思うだろう。 悩みだってたいしたことではない。 しかし、たいしたことではない悩みに侵される時だってある。 客

        • 本日の遺書#2

          部屋の電球が切れかけている。 パッと消えたかと思ったら、 頑張って点こうとして、でも点ききらなくて、 という事を何度も繰り返している。 天井が高いおかげで、私は電球まで簡単には届かない。 点滅する明かりは、集中力もそがれ、目にも悪い。 しかし、まるで最期まで命を燃やすかのように鳴く蝉のごとく、 諦めずに役割を全うする姿に心を打たれ、 最期まで応援し、見守りたい気持ちも少なからずある。 もちろん、電球を替えるのが億劫だという気持ちが、 その応援する気持ちを肯定するのに役立っ

        • 固定された記事

        某国立大学4年生、就活の一切を放棄し、卒業後について考える①

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        • 本日の遺書
          2本
        • 就活しない人生のリアルタイム
          4本
        • マイ秘ストリー
          16本

        記事

          本日の遺書#1

          昨日は雪が降っていた。 車を運転しながら、 フロントガラスに粉雪があたり、溶けて、ぼやけていく様子は、 なんだか意識が遠のいていく時の視界のようで、 車という箱の中で夢と現の境目を経験した気分になった。 雪が降ると、 辺りの静けさの重みが一段上がり、 心地の良い孤独感と、 言いようのない切なさが、 心を支配していくような気がする。 しかし、バランスを崩せば、 心地の良い孤独感は、どうにも収まりきらない疎外感にもなり、 言いようのない切なさは、根拠のない万能感に浸ることにも

          本日の遺書#1

          新年の神託

          本当の自由とは、精神の自由に伴ってしか生まれない 精神の自由とは、精神の解放である 精神の解放とは、無限の己れである 無限の己れとは、今の私である 辰が蠢くような新年のはじまり なんとなく、“自由”を問われているような気がして 穏やかな気持ちで過ごした新年のはじまりに ノートを広げ書いてみたら こんな言葉になりました 精神が胸のところにあるのだとしたら、 今にもあふれ出てきそうなほど、 精神が自由を求めている感じがしている という事はきっと 2024年が私にとって “

          新年の神託

          またも前言撤回!?~ノープランの卒業後について考える

          前回は、前々回の記事の前言撤回をしている。 そして今回はこの前言撤回の前言撤回をしたい気持ちになっている。 というのも、最近卒論に追われながら、 やはり、卒業後がノープランである状況に対して、 漠然とした不安と、それでもなんだかおもしろそうじゃないかという好奇心が、 ぐるぐるとしていて落ち着かない気持ちが続いている。 そして、卒業後にバイトするにしても、何かをするにしても、 どんなことができ得るのか?という事が気になって、 仕事探し系のサイトを何気なく見ていた。 そした

          またも前言撤回!?~ノープランの卒業後について考える

          前言撤回!?~大学4年生、就活をせず、卒業後について考える③

          タイトル通り、前言撤回!?をします。 そのために、まだ私の「前言」がわからない方はこちらをご覧ください。 ⇓ 私が就活をしなかった理由は、色々あるけれど、 ここで本音を言ってしまえば、 「私の今までの人生が恵まれすぎている」ということの潜在的な自覚が 私を“普通”じゃない選択肢に駆り立てるのに十分に作用したのだ、 と思う。 小さいころから、周囲の人に恵まれて愛情をかけて育ててもらった。 何をしても家族や周りの人が認めてくれていた。 勉強もできた方なので、ずっといい成績

          前言撤回!?~大学4年生、就活をせず、卒業後について考える③

          某国立大学4年生、就活の一切を放棄し、卒業後について考える②

          最近、アルバイト先で職員に聞かれた 「卒業後はどうするの?」 私は正直に 「就活を一切しなかったので、まだ決まっていません」 と応えた。 内心では、「何考えてるの?」「どうするつもりなの?」と責められはしないか、とビクビクしている。 でも、責められたり、問い詰められたりしたことは意外にもあまりない。 “多様性”という言葉の影響なのだろうか、 「そんなこともあるのね」くらいの感覚で受け入れてもらうことが多い。 相手が割とすんなり受け入れてくれると、なるべく責められないように、正

          某国立大学4年生、就活の一切を放棄し、卒業後について考える②

          マイ秘ストリー#15〜生きていた、死んでいた

          2021/9/5の日記より 角を曲がると ザリガニがいた 大空を拝している ザリガニが生きていた それは大空を拝していたのか それとも 私に威嚇していたのか 本当のことは わからないけれど 私には小さな体で 大きな空を拝しているように 見えた 次の日 同じ角を曲がると 赤や白の絵の具を塗ったような場所があった 昨日 大空を拝していたザリガニが 死んでいた それは 何を思ったのだろう いや 何も思わず 最期の一瞬まで 生きていることを 疑わなかったのかもしれない 角を曲が

          マイ秘ストリー#15〜生きていた、死んでいた

          マイ秘ストリー#14〜私は私のために生きなきゃと思ったの

          2021/8/22の日記より 今の私をすごいと思わないでほしい 今に至るまでの私の努力をすごいと思ってほしい 今、すごい人、すごいと思われる人、本当にすごい人の裏側には人知れぬ深い深い悲しみがあることを私は知っている 私だってそう、ものすごい悲しみを味わってきた みんなのため、そう思って努力してきたのに、いつのまにか私が邪魔者扱い、 みんなのためと思ったのにそのみんなに裏切られた、先輩たちにも嫌がらせをされ、後輩にもバカ者と思われ、同学年にも見捨てられ もちろん私も悪かっ

          マイ秘ストリー#14〜私は私のために生きなきゃと思ったの

          マイ秘ストリー#13〜小5の時、いじめがあって〜

          2021/8/5の日記 小5の時、いじめがあって、クラス全員でひとりをばい菌扱いするというやつ ただでさえ、学級崩壊を起こしているクラスで 小さないじめもたくさんある中で、クラス全員が参加していたいじめ その子の机だけ誰も運ばない、触ったらばい菌扱い そんなことがすごく嫌だった。いやだったというと、私は正義のヒーローみたいだな 私が嫌だったのは、誰も運ばない机があるから 私が運ばなくてはいけないという事が嫌だった いじめられっ子の机を運んだら、私がいじめられるかもしれない

          マイ秘ストリー#13〜小5の時、いじめがあって〜

          マイ秘ストリー#12〜私の愛をどうするかは私の愛の管轄ではない〜

          2021/8/1の日記 今日も展示場のバイトで、 土砂降りの中、子どもを抱っこしたお父さんが傘を差さずに走っていて、傘にいれてあげようかと考えたけど、断られたら傷がつく、悲しくなる、そういおう考えが頭に横切って足が止まった。動けなくなった。 そのあと、ものすごく後悔したけど、時間は巻き戻せないし、巻き戻してもきっと同じだ、私はかたまって動けやしない。 いつ頃からか、私は善意を人に向けるのが怖くなった 無関心の方が楽になった、人に傷つけられてるのが怖くなった 私の行為を拒否

          マイ秘ストリー#12〜私の愛をどうするかは私の愛の管轄ではない〜

          マイ秘ストリー#11 コロナ禍にタイムスリップしたような感覚になる

          2021/7/14 の日記より 〇〇(休学して勉強しようと申し込んだ講座のスクーリング)が中止になった。 頭では受け入れられている。でも心では何かがすごく悲しんでいる 去年からそうだったじゃないか、「仕方ない」「仕方ないじゃん」って言って、大切なこと、楽しみにしていたこと、夢、色んなことを諦めた。 もちろん得たものもありました。でもどうでしょう 失ったものはもとには戻らないし、空いた穴はふさげてもふさがらない 悲しい、悔しいなんで思っても、自分の手に負えない範囲はそうい

          マイ秘ストリー#11 コロナ禍にタイムスリップしたような感覚になる

          公開するために書いてないので#10 言葉のハンマーを持たないとは

          2021/6/27の日記より ハンマーを持っていると全てのものがくぎに見えるという言葉 そのまま言葉の考え方に当てはめようと思った。 自分が言葉を操るとき、言葉のハンマーをもっていれば相手の言葉すべてがくぎに思えてくる。そうして相手の言葉を自分の言葉で叩き、つぶし、押し込まなければ気がすまなくなってしまう。 それは嫌だと思った。 殺す理由がある人は殺される理由もあるということ、 相手を傷つける人は相手も自分を傷つけると思っているから、相手を傷つけていいという理由を持っ

          公開するために書いてないので#10 言葉のハンマーを持たないとは

          マイ秘ストリー⑨ 自分勝手に幸せについて書き殴る

          2021/6/21 私は私が嫌いだった。 ずっとずっと、自分の顔も身体も性格も言動も笑い方も笑顔も、「なんで私は私に生まれてきたんだろう」ってずっと思ってた。何をやっても普通以上にはできるのに、全く満足できない。 自分はだめだ、幸せになんてなれない、ずっとそんな風に思ってた。 高1から高2にかけて部活の中で絶望を味わって、真っ暗闇に突き落とされて、もうこれ以上はないというくらい自分にも周囲にも希望を失って、そんな悲しみや苦しみの中からようやく抜け出せた時、私は思ったんだよ

          マイ秘ストリー⑨ 自分勝手に幸せについて書き殴る