タンパク質クライシス。肉が無くなる日は来るのか?
最近、昆虫食って流行っていますよね。コオロギ、セミ、イモムシ、サソリ、カブトムシ、ゴキ?、、、
確かに子供の頃、親戚のおじいさんが田んぼのイナゴを佃煮にして食べていたのを思い出します。ほとんど味がわからない程度に、ちょっとだけ足をかじってみたことがあったけど普通に食べられた気がします。
きっと、あれもタンパク質不足を補うために食べていたんですかね。今は、肉や魚が豊富にあるから大丈夫、、、でも無いらしいです。。。
国連食糧農業機関(FAO)によると、毎年世界では、約27億トンの穀物が生産されていて、もしこれが世界に住む80億人に平等に分配されていれば、1人当たり年間337キログラム以上食べられることになります。
そのうち、日本人が実際に食べている穀物は、年間150キログラムなので、日本人が食べている2倍以上もの穀物が世界で生産されているということなんです。
穀物ならある程度貯蓄もできますから、十分に世界中の需要を満たすことは出来そうなんですが、世界には約7億3500万人も飢餓に直面している人たちがいます。
なんと11人に1人が飢餓状態にあるのです。
まあ、どんなに食糧があったとしてもお金と流通に問題が出てくるので上手に行き渡らないんですよね。特にアフリカ地域は大規模な干ばつが原因で、安定的な農業生産が出来ていないというのが大きな問題です。東アフリカは昨年もひどい干ばつの影響で2,000万人以上が深刻な食糧不足に直面しているのです。もう2年もまともに雨が降っていないのです。
一方で、日本に目を向けると食料自給率38% 。
しかし、コメの自給率は97%、野菜79%、魚介類52%と十分に必要カロリーを補えるだけの食糧があるだけでなく、毎年東京ドーム4杯分もの食品が廃棄されているんです。もったいないですねえ、アフリカに持っていけると良いんですけどね。
では、なぜタンパク質クライシスなのか?
タンパク質クライシスとは、人口に対してタンパク質の需要と供給のバランスが崩れることを指す言葉で、2050年にはタンパク質の供給量が足りなくなる可能性が高いとされている社会課題です。
うーん、今の飽食日本でこれはかなり無理がある話だ。
では、なぜ代替タンパク質が注目されているのか?それは、倫理的消費(エシカル消費)が注目されてきたからなんです。特に「アニマルウェルフェア」と言って、家畜や伴侶動物の苦痛を可能な限り排除して行きましょうという動きが広まってきたからなんです。
そのために、特にタンパク質変換効率の低い「牛肉」がターゲットに。そして、牛肉の代わりに大豆や、培養肉、さらに昆虫といった代替タンパク質の開発がスタートアップブームとともに盛んになったのです。
しまいには、牛のゲップは温暖化の原因だと騒ぎ立てるから、完全に「牛さん」は悪者です(笑)。ゲップ程度のメタンではほとんど温暖化しません。
実はこの話題は、そもそも食糧不足とは異なるところから始まっているんですよね。
そうなんです。2050年には肉は可哀想だから食べられないということなんです。
これは食物連鎖を飛び越えたおかげで、身近な動物は可哀想だけど、人間と比較的接点の少ない昆虫なら可哀想じゃないって発想なんですかね。
これは、ちょっと理解に苦しむなあ、、、
ちなみに僕は、子供の頃に良くカブトムシを捕まえていたので、とても可哀想で食べられないです泣、、
やっぱり肉や魚を残さずに食べるというのが生態系にとって良い形のような気がします。
ちなみに僕は、お金がなくて牛肉は食べられませんので、今日の夕飯は納豆ごはんです(笑)。
今日も、最後まで読んでいただいてありがとうございました。