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お口直し〜映画「君たちはどう生きるか」を見て
はじめに
7月21日に見て下記のようにつぶやきました。
この時は上映されてまだ日が浅かったのでネタバレ的な感想は控えましたが、ここnoteでもそうとうな批評が出ているようなので私なりの感想をあげたいと思います。
私なりの感想
以下はストーリーのネタバレ的な表現が多々ありますので、展開を知りたくない方はご覧にならない方が良いと思います。
冒頭について(ネタバレ)
火災?なのか空襲警報?なのか、とにかく8月15日が近づくと多くなる戦争ものの映画のような流れに少し鬱々とした気持ちになりました。
疎開?(ネタバレ)
母親を亡くした主人公は父親とともに地方に移るのですが、その土地にあるお屋敷やそこのお手伝いさんの老婆達がいかにもジブリ映画に出演するキャラクターに似ているのが気になりました。
SF的な展開(ネタバレ)〜エンディング
主人公と老婆の1人が異次元の世界に入ると、老婆が若返ったりトトロに似た謎の動物が出てきたりしていよいよSF映画のような展開になって理由がわからないまま映画の世界に入っていました。
そして異世界から現実の世界に戻って間もなく、エンディングは戦後に飛んでエンドロールになって終了しました。
さいごに
終わってすぐに思ったのは「よくわからないけれども、何か訴えたいものを感じた」ことでした。タイトルに負けてはいないとは思いました。
ただ、いかにも哲学的な展開にはならずに多くの異世界を飛び回る展開は、SF映画…というかジェットコースターに乗っているかのようでした。
最後に何か訴えたいものについてですが、宮崎駿さんもかなりのご高齢ですし後世の人々に伝えておきたい「遺書」的なもの…それがさきの戦争シーンだったりストーリー展開のごとく行きつもどりつあるのが人生であるという自身の人生を伝えたかったのではないか?とぼんやりながら思いました。
余談ですが、昔「紅の豚(ジブリ映画)」を見て涙ぐんだのを見た当時の彼女に「◯◯(=私)ちゃんも泣くんだぁ」と笑いながら言われたことを思い出しました…30年以上も昔の話ですが。
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