040 【価格を決めるときのコツ パート1
価格を決めるときのコツ
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初めての販売ともなれば
1番悩むポイントでもあるかもしれない
いわゆる「価格設定」。
どう決めてますか?
どう決められていると思いますか?
原価を割り出して?
相場観?
はたまた、、適当?
お菓子屋さんをしていた頃は
高木は大体で決めていました。
あかんやつや。
後から変えにくいんです。値上げはしにくいですよ~。
お客さんが離れるかも?という恐怖もあるし。
これはいい材料やから、あのケーキよりも少し高め、
手間はかかるけど、、
材料はあんまり量を使ってないから安くするしかないよね。
とか、、
キッチンでコンサルを初めてからの相談で
みなさん必ずここで悩みます。
初心者の人ほど、バザーのような価格で販売してしまいます。
流石にこの価格では買わないだろうし、、
なんてバイアスがかかってしまうんですよね。
めちゃくちゃわかりますけどね。。
そして、どこで販売するのか?
どういう意味?
これは最初の価格設定に「卸す」前提が含まれていないことがあります。
イベントでも同じなんですが、
販売する時に家賃で「%」がかかることがあります。
20%~30%とかがそうばでしょうか。
ここは色々とパワーバランスがあるので誘われた時は交渉しやすくなったりします。
たまに、良心的なところで出店料500円とかのところもありますが、
このイベントにはもしかしたら集客力があまりないか主催者さんが初心者の場合があります。
あと、原価計算はしたほうがいいですよ。
考えの軸になるので。
ただ、ロス率やらなんやらと色々考えると
キリがないので、だいたい原価✖️3くらいにしておくといいと思います。
が、時間がかかるものはもう少しいただいてください。
手間賃を乗せようとしない人がめちゃくちゃ多い。
いいですか?お菓子の販売をしてどうなりたいのか?
この最初の動機を忘れてしまいがちなんです。
「自分のお菓子でみんなを喜ばせたい」
の奥に潜む「みんなが喜んだら自分も嬉しい」
みんなの笑顔でまた自分も次がんばれる力をもらって、
認められながら、続けていきたい」はずなんです。
ここからが本題です。
原価もでた、包材、シールなんかの計算もできた。
なんとなくかかる時間も理解した。
卸しになる可能性も考えることができた。
さて、長くなったので次回に本題はお話しますね。
で、昔パン屋の父との思い出話をひとつ。
マカロンっていうお菓子を売りにしていた時期が僕にはあります。
で、父はそのマカロンは見たことがなかったんですけど、
マカロンを人差し指と親指で持って、
眺めながら一言
「こんなんが1個で150円か」
「あんぱん1個160円やで」
「これが売れるんか?」
「食パンは1斤200円」
ちょっと寂しそうでもありました。
確かに労働や原価を考えた時に
何か違和感を感じると思います。
俺はこれだけあんこたっぷりにしてこれだけ大きなあんぱん。
息子は、ひと口で食べられる小さなお菓子
原価にしてもそこまでかからないはず。
父にはわからないと思って話さなかったですが、
僕のマカロンをポンとパン屋さんにおいても
きっとそれほど売れないんです。
(当時の僕のお店ではかなり売れていました)
お菓子屋さんは「演出」にお金がめちゃくちゃかかるんです。
原価、ではなく、売るためにかける手間。
ポップから世界観のある店内。
持ち帰りの箱に手提げの袋。保冷剤にお店のシール。
パン屋さんのように半透明の袋にトングで入れてセロテープとはいかないのです。(あっ、これディスってる訳ではありません。違いを伝えています。)
150円でも手頃だと思ってもらうための努力をしています。
パン屋さんが努力してないとかではなく、
そのマカロン一個を150円でも買いたいと思わせる
「企業努力」をしているんです。
まぁ今はマカロン一個で150円だと安いですけどね。
その一個を売っているのではなく、
お客さんに納得してもらうための部分にもお金はかかっている。
ということなんです。
くどくなりますが、演出料をお客さんに払ってもらうんではないですよ。
自分達がお客さんを喜ばせるためにはこれくらいかかってしまうということです。
次回のお話を読んでいただけたら理解しやすいかと思います。
ではまた次回に!
合わせて見て欲しい僕の心のこもった動画笑
(チャンネル登録よろしくお願いします笑笑)