朝廷への貢ぎ物だったほど栄養価の高い食材とは?
どうしても日々わき役となる海藻類。
わかめは乾物だと思っている人もいるのではないでしょうか?
この時期、生で食べることができるのが「めかぶ」です。
見た目は地味だけども、その栄養価はずば抜けたものがあります。
海藻といえばまず浮かぶのはわかめですが
めかぶはそのわかめよりも栄養価が高いのです。
ナトリウム調整をするカリウム
骨や歯の成長や維持、神経伝達にも関係するカルシウム
エネルギー産生に関わるマグネシウム
βカロテン、血液の凝固に関わるビタミンKにプラスして
ヨウ素、ナイアシンなどがわかめよりも豊富です。
めかぶの特徴といえるのが
血糖のコントロールや腸内環境の改善にもはたらく
多糖類のフコイダンです。
めかぶのフコイダンには免疫細胞の中でも最も重要な細胞のひとつである
NK細胞を活性させる働きがあるとされています。
圧倒的な免疫力の強化になります。
多糖類はネバネバの成分です。
青魚が苦手な人に朗報なのが、EPAを含んでいること。
海藻の中では海苔に一番含有量が多く、
次いで2位がめかぶ、3位がわかめです。
大量に摂るのではなく、少しづつ毎日、これが一番良い摂取方法です。
現代人の栄養バランスを調えてくれる縁の下の力持ち的存在のめかぶ
日本で一番古い法律といわれる「大宝律令」では
わかめやめかぶは税のひとつとされていたそうです。
そして奈良や平安時代には朝廷への貢ぎ物に指定されていたとか。
そんな貴重なものを今は普通にいただけるのですね!
写真は湯通ししためかぶに和製グレープフルーツの美生柑を合わせた
サラダ風です。
かんきつの果汁の酸味がとてもよく合います。
良かったらお試しくださいね!