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2つのチェックリスト

こんにちは! 本日も分析ラボ通信の開封ありがとうございます。

今回は、品質チェックという観点からチェックリストについてみていきたいと思います。

チェックリストを用いた品質チェックは、以前も
・分析を行うためのチェックリスト

として第17号でお届けしましたが、 今回はまた違った角度からのチェックリストの内容となりますので、 第17号の内容と合わせて確認してもらえればと思います。


2つのチェックリスト



品質を確保するためのチェックリストには、大きく2つのものがあります。

1つは、「作業のチェックリスト」そしてもう1つが「コミュニケーションのチェックリスト」 です。 品質を確保するためには、 この2つのチェックリストの双方を有効に活用することが、非常に重要なポイントとなります。

1つ目の作業のチェックリストというのは、
一般的にチェックリストといった場合に想定されるもので、

・やるべき内容が明らかなもの
・これまでの経験や事実が対策を示してくれるもの
・手順がわかりやすく書かれている


といった内容のものになります。
こちらについては、第17号の分析ラボ通信で詳しく説明していますので、
第17号の内容を参照ください。

では、2つ目の「コミュニケーションのチェックリスト」とは一体何でしょうか?

先ほどの繰り返しになりますが、 作業のチェックリストは、
・やるべき内容が明らかなもの
・これまでの経験や事実が対策を示してくれるもの
について非常に有用なチェックリストと言えます。

ただし、裏を返すと
・予期せぬ出来事
に対しては、有効に機能しないもの
とも言えます。

この予期せぬ出来事に対応するためのチェックリストが 「コミュニケーションのチェックリスト」です。


コミュニケーションのチェックリスト


コミュニケーションのチェックリストは、大きく2つの内容に分けられます。

1つが 「予期せぬ出来事の有無を把握するためのチェックリスト」
もう1つが 「予期せぬ出来事が発生した場合のチェックリスト」 です。

1つ目は予期せぬ出来事が発生していないかを早期に発見するためのもの。
もう1つが予期せぬ出来事が発生した場合に最善を尽くすためのものです。

コミュニケーションのチェックリストが
作業のチェックリストと大きく違う点がありますが、
それは一体何だと思いますか?

「コミュニケーションの」というタイトルが答えとも言えますが、
コミュニケーションのチェックリストでは
・やるべき内容
ではなく、
・集まるべきチームメンバー
の内容が記載されているという点で
作業のチェックリストと大きく異なります。

予期せぬ出来事が発生した場合の対応策は
しかるべきメンバーが集って知恵を出し合うのが最善である、
という発想によるものです。

どんなに綿密に計画を立てたとしても
想定外のものは常に発生するもの。
であれば、想定外に対応するための方法を組み込む、
というのが現実的に有効な体制と言えます。

コミュニケーションのチェックリストをプロセスに組み込むことで、
想定外の事象も「想定内」として扱うことができますので、
一段レベルの高い品質チェック体制を構築することができます。

今回は以上となります。

2つのチェックリストの内容は、
経理における分析のみならず、あらゆるプロジェクト等に活用可能ですので、
本質をおさえて、有効に活用してもらえればと思います。


編集後記


先日、体調を崩してしまいました。

自分の意識(感覚)の中の自分の身体と、実際の身体の状態に知らず知らずのうちにズレが発生していたために、 身体に無理が蓄積していたようです。
食事や運動も含め、改めて自分の身体と対話を重ねて、健康のためにやるべきことをやっていこうと思います。



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