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マスクオンマスク決勝前夜
次の日のこの時間にはもう決着がついている事だろう。
「マスクオンマスク」決勝戦
私はなぜこんなにも戯画リンピックに夢中になったのだろう。
初めて足を運んだのは1996年北京大会だった。
知人に「戯画リンピックという大会があるらしい」というまことしやかな話しを聞き、なぜかその言葉が頭に残った私は自分の目で無性に確かめてみたくなり現地に向かった。
実際戯画リンピックを初めてこの目でみて、その時の世相から由来される競技の奥深さ、そこに込められた意味、何よりどの選手も真剣に必死に競いながら楽しんでいる事に衝撃を受けた。
勿論どの競技も頂点を目指して各国の選手達が競い合い、誰もが絶対に勝ちたいという真剣で必死な姿は見るものの心を奪う。
ただその真剣で必死な自己であったり、大きくその競技自体を楽しんでいる空気が戯画リンピックには強烈に感じられた。
私は困惑した。
しかし気づくと笑っていた。
そして妙に納得した…これが戯画リンピックなんだと。
そこからは虜になり追い続けた。
(もう少し普及して欲しいという私の願いは一先ず置いといて…)
ほんの数ヶ月前に驚いた事がある。
東京オリンピックの新種目「スケートボード」を見ていて選手達の醸し出す空気が戯画リンピックの選手達がだすそれと似ていた。彼ら達も競いながら楽しんでる。
¨今¨だからこその新種目「マスクオンマスク」決勝戦。
私は勝敗うんぬんよりあの空気を身体全体で感じたい。
あの真剣で必死で楽しい空気を。
文=中谷計
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