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ゲイニャキョウニャ本番

隠岐の島(海士町)15日目

あっという間の最終日で1回限りの本番。
まだまだ足りてないのでギリギリまでやっては映像みてフィードバックの繰り返し。気づいたら14時近くに、ヤバい!!準備して備える。

キンニャモニャの音がずっと流れている中で、白いカーテン(ここに映像が映される)で四角に囲った中におれらはスタンバイしている。

4つの映像がそれぞれ映されている中に寺越と樋口が

どんくらい来てくれるんだろうとドキドキしながら待つ。声や気配が聞こえてきた。

ゲイニャキョウニャのさわり

❏黒板に書いてある文章❏
キン(金)ニャ(女)モ(物)で、ニャが(ない)。つまり金も女もなにもないという説があり、これは”何もなくても生きていける”と捉える事ができる。

そこからBobuuunが生きていく上で大切にしている事(=共通している三つの〇〇〇ニャ)を考えました。それが、ゲイ(芸)ニャ(女)キョウ(共)ニャです。芸は表現活動、女は女性性や女、共は共有・共生です。

あなたにとって◯◯◯ニャ とは

◯◯◯ニャとすれば、大切な◯は人の数だけある

少し時間たってから囲まれた白カーテンの中でキンニャモニャを踊りだす。おれらの影と海士町の人達のキンニャモニャの映像が交ざっていく。そして徐々におれらの踊りが変質していく。樋口さんがカーテンの下から出ていく。おれはカーテンの中でより変質していく。樋口さんは自由になっていき、おれは執着していく。


今回キンニャモニャをBubuuunなりに解釈して、おれらの共通の◯◯◯ニャであるゲイニャキョウをつくった。
大切なものがなくても生きていけるのか?
Bobuuunは二人共恐らく生きていける。

ただ前日でも書いたけど、おれと樋口さんではそこに対しての感覚が全然違う。これはきっと誰もが違うと思う。
そこに焦点をあてて形にすることで生きていく上で大切にしている◯◯◯をより実感できると思った。

海士町という場所は小さな島でありながら、行政が様々な改革をして、Iターンがとてもしやすい場所であるため、いろんなルーツを持ってる人が驚く位集まっている。映像を4つも使ったのは小さな島の多種多様な共生を空間で表現したかったから。

パフォーマンス終わって色々感想をきくが予想以上に「怖い」という感想が多かった。なぜだろう。白いカーテンに影が映るから?
怖いという印象のもっと先に導きたかったなぁ。
自分達としては全く後悔はないが、もっともっと変質できるなぁと二人共に感じた。あ〜1回はやはり少ない!

撤収終わって最後の夜の紺屋のバイトはカズさんが賄いをいつも以上に豪勢に作ってくれ、めちゃくちゃ美味かった!
テツさんがさらっと「これ投げ銭」と渡してきたのは一万円!え、マジかよ!と戸惑ってると「ハイ」と渡して、さっといなくなってしまった。

そして店終わって、テツさんがギターを持ち始めた。美香さんを呼びキーボードをお願いして、カズさんがベース、娘さんがドラムというスペシャルバンドが一曲演奏してくれた。これがまためちゃくちゃ身体に染みたなぁ。

充実していた2週間だった。
樋口さんとしみじみ話したが、この企画は本当に人に恵まれている。
なかむら旅館を始め、来てくれた人達、海士町で色々お世話になった人達みんな温かったなぁ。


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