世界中の不採用
創造したくもない不採用をガンガン創造している自分がどんどん嫌になって、しばらくヤケになったり落ち込んだりしていた。
後々笑い話にでもなればいいかなって、SNSに不採用記録を投稿し始めた。
必死に前向きになろうとしていたのは本当だった。
時々、必死って日本語がバーンと頭の中に見える。
まだこれは必死じゃなくて、いつもの虐待の後遺症だって思える。
こんなアホな私でも、長く生きていたら何度も繰り返すパターンがあることに気づく。
でも、アホ過ぎてすぐ忘れてしまって同じことを何度も繰り返してきた。
また私が忘れてしまったり、
死後に、もしも不採用になったアダルトチルドレンがいても安心するような曼荼羅を描き残そう。
今のところ8社不採用。
企業はもっと不採用を創造しているかもしれないし、世界中にいっぱい不採用があって、その中に私の不採用もあるのかなって思ったら安心できた。
これは、あくまでも私が世界を勝手に想像して、勝手に安心しているだけ。
でもこれが、私がいる世界で、全てのようだ。
私は、ずーっとこの世界にいて、これからもそんな感じがした。
2022年度の冬期に単位修得した総合教育科目の「情報」で学んだオートポイエーシスを思い出した。
緑と青の2色をベースに白の画用紙に描く。
色のイメージが先に現れるのはいつもと一緒だ。
テーマは「世界中の不採用」
たぶん、そのままタイトルになると思う。
いつ描き始めるか、
不採用記録更新中で、座標がわからない。
2024年9月12日の朝、布団の中の脳内で曼荼羅を見て飛び起きる。
日課でスマホのアプリを開くと、似たような画像が表示されている。
机に向かって描く準備を整えて記録の写真を撮った時間が11時21分で笑った。
憧れの「いい夫婦」を数字にした1122の1分前に整うなんて。