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灯火の先へ


風が強く吹く丘の上、
進む道が霞んで見えるとき、
君は何度も立ち止まり、
足元の小石にさえ躓いた。

涙で滲む夜空の下、
誰もいないと感じたあの瞬間、
君の胸の奥で、静かに囁く声があった。
「まだ終わりじゃない」と。

苦しい今が永遠に続くように思えても、
雲の向こうで陽は輝いている。
君の歩みがどんなに遅くても、
一歩ずつでいい、確かに前へ。

もし心が折れそうになったら、
空を見上げてほしい。
星々もその光を掴むため、
闇を貫いてきたのだと。

君の努力は決して無駄じゃない。
失ったと思ったものさえ、
君の中で力に変わる。
だから、どうか忘れないで。

諦めない君の姿が、
誰かの闇を照らす灯火になる。
君が進むその先に、
きっと君だけの未来が待っているから。

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