![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162344455/rectangle_large_type_2_dad839463a9b914d82469e48df00ed31.png?width=1200)
Photo by
seikoala
灯火の先へ
風が強く吹く丘の上、
進む道が霞んで見えるとき、
君は何度も立ち止まり、
足元の小石にさえ躓いた。
涙で滲む夜空の下、
誰もいないと感じたあの瞬間、
君の胸の奥で、静かに囁く声があった。
「まだ終わりじゃない」と。
苦しい今が永遠に続くように思えても、
雲の向こうで陽は輝いている。
君の歩みがどんなに遅くても、
一歩ずつでいい、確かに前へ。
もし心が折れそうになったら、
空を見上げてほしい。
星々もその光を掴むため、
闇を貫いてきたのだと。
君の努力は決して無駄じゃない。
失ったと思ったものさえ、
君の中で力に変わる。
だから、どうか忘れないで。
諦めない君の姿が、
誰かの闇を照らす灯火になる。
君が進むその先に、
きっと君だけの未来が待っているから。