発達障害関連の気になる記事「発達障害を理由とした退職勧奨をうけた」女性保育士が保育園を提訴 をシェアします。
断言します。
今後、こういった係争は確実に増えていきます。
記事の中には、こう書かれています。
”女性が発達障害(自閉症スペクトラム障害=ASD、学習障害=LD)と診断されたのは、2019年10月のこと。小学校低学年の子どもの受診をきっかけとして、自身の障害も判明した。
「私は小学1年から学習についていけなかったり、数字が頭に残らず、暗算が苦手だったりするので、仕事では計算機を使ったりするなどして対応してきました」(女性)”
”女性は、子のために「完璧な」保育士をもとめる親の気持ちが理解できるとしながらも、「発達障害への差別・偏見を払拭したい」としている。”
「発達障害を理由とした退職勧奨をうけた」女性保育士が保育園を提訴
弁護士ドットコムニュース 2021/11/09 10:14 記事より一部抜粋
私個人としては記事の内容について、とても理解できますし、社会全体にとって非常に良い傾向と思います。
また、今後のあらゆる発達障害、障害者全般の雇用問題に対する影響という面からも、応援したいと思います。
・・・さて、
以前からこちらのnoteに書いている通り、私は
『全国民が発達検査受けた方がいい。』
という考えを持っています
賛否あるとは思いますが、”全国民”がもれなく受けることによって、
個々人がムダなこと(やらなくても良い事)をやる必要が無くなると考えます。それは、きっと社会全体の生産性も高まることでしょう。
個人的な見解ではありますが、この ”園長” の発達診断も行ってみたほうがいいのでは?と考えます。
※もしも自身が”発達障害”と診断されたら、どういう言動をするのかな?と気になります。
さて、私は発達障害(ADHD)当事者として、
紛れもない事実として誰しも苦手なことがある。
逆に言えば、誰しも得意なことはあると考えます。
読むのが苦手な人に無理に読書を強制する必要はないと考えます。
走るのが苦手な人に無理に運動を強制する必要はないと考えます。
数字が苦手な人に無理に計算を強制する必要はないと考えます。
会話が苦手な人に無理にコミュ力を強制する必要はないと考えます。
得意・不得意は、健常者・障害者問わず誰しも少なからずあるものです。
これまで何度も何度も書いてきたようなことの繰り返しですが、
お酒が飲めない人に、お酒飲ませますか?
食物アレルギー当事者に、周りと同じ食事を用意しますか?
視覚障害者に、「見てください」と言いますか?
下肢障害者に、「立ってください」と言いますか?
発達障害者に、となると ”???” となりませんか?
その証拠に、発達障害の診断を受けたら態度が変わる人が居ます。
これは、ある種「人間性の問題」とも言えるかも知れませんが・・・。
障害者に対して、「はい、さようなら」という人なのでしょう。
個人の基準で ”使える” か ”使えないか” を決める。
特に20世紀、昭和や平成の時代はみんな一緒、横並びでした。
AさんもBさんもCさんも皆同じ勉強。カリキュラムで、
同じレベルを求められる。
学習指導要領のような ”基準” に達していなければ
「さようなら」「使えない」「要らない」「おかしい」
私は学歴社会が全て ”悪”、”害”とは思いませんが、
このような考え方をする方は、
身近に ”障害者” が居なかったのだろうと考えます。
令和の時代には変わらなくてはならないのかもしれません。
変わらなければ、”多様性” や ”SDGs” など、絵空事でしょう。
社会の理解/職場の理解/個人の理解
どれも大切ではありますが、
まずは、個人個人ひとりひとりの発達障害に対する理解が不可欠です。
2021年11月10日、第2次岸田内閣が発足しました。
新政権にはもちろんですが、
当事者として、今後の日本社会に注目したい思いです。
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