【本の感想】『PIXAR〈ピクサー〉世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』
こんにちは。
先日、『PIXAR〈ピクサー〉世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』を読了しました。1ヶ月くらいかけてチマチマと読みました。ネタバレ無しで感想を書きます。
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制作の話ではなく、お金の話
ピクサーの財務の最高責任者によって書かれた本のため、会社のお金の話が中心です。お金の話とは、契約更新の話や上場準備の話などです。
トイストーリーが如何にして制作されたか?という話は少なめです。
しかし、ディズニーとの契約交渉の話やアメリカのリアルな上場の話は、一読の価値があります。
アニメーション会社の独特の財務を知ることができるので、こんな世界もあるんだなと勉強になりました。
ピクサー版のジョブズ本
ピクサーを黎明期から支援していたのは、あのスティーブ・ジョブズです。Apple創始者のイメージが強いかと思いますが、Appleを追い出された後、ピクサーでビリオネアになっております。
この本の著者のローレンス•レビーもジョブズによって、財務の最高責任者に抜擢されました。
そのため、本書ではジョブズが度々登場します。
少々、独特なジョブスと、それをよく思わないピクサーの現場社員。関係性に変化はあるのでしょうか?ジョブスとピクサーの関係性が分かる本でした。
ジョブスがピクサーに関わっているなんて、私は知らなかったので、ジョブスのApple以外の一面を知れて面白かったです。
ピクサー映画のスタッフロールを最後まで見たくなる
この本を読んで、つい実行してしまったことがあります。ピクサー映画を鑑賞して、スタッフロールを最後まで観ることです。
ピクサー映画のエンドロールには、他の会社では無い部分があるのです。そのエンドロールを獲得するために奔走する姿が、本書に綴られておりました。
一緒に映画へ行く友人に、話すことのできる小ネタを知ることができました。
まとめ
トイストーリー、ファインディングニモ、カーズなど、大人気作品をコンピュータグラフィックで世に出したピクサー。革新的手法が注目されますが、それだけでは一流の会社にはなれなかったと思います。
裏方である財務でどのようにピクサーを支えたのか?が本書のテーマかと思います。
小さい頃、夢中になったアニメの裏側を知ることのできる『PIXAR〈ピクサー〉世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』をぜひ読んでみてください。
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