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#燃やせ芥川 幕間ノ狂ヰ歌 一、


避ける

塵も積もらぬ芥川

きょうを燃やせし

逢ふ坂のせき


芥川枸櫞
二〇二四年十一月〇九日
幕間ノ狂ヰ歌くるゐうた


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#燃やせ芥川 #創作 #一次創作 #HOZUKILAB #MARSLORE #ActorGarQueen #芥川枸櫞 #短歌 #狂歌
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F.T.K. “The Planetes” No.01:Mars, the Bringer of War 
星系M01 Administrator:芥川枸櫞 / Actor Gar Queen

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おまけ:ChatGPT君の解答

「せき」が本短歌に於いては意図したひらがな表現であることについて指導。

GPT君の模範解答(RE)

こちらの短歌について、解説いたします。

短歌の内容と解釈

避ける莫し
「避ける莫し」は、「避けることができない」「逃れられない」という意味です。運命や状況、どうしようもない現実を避けられない無力さや諦めの感情が込められていると考えられます。

塵も積もらぬ芥川
ここで「塵も積もらぬ」という表現が使われており、「芥川」においても小さなもの(塵)が積もることがない、虚しさや無意味さを示しているように感じられます。芥川の広がりを背景に、人生や事象の積み重ねが無意味に感じられる無常観が表現されています。

境を燃やせし
「境を燃やす」とは、境界や隔たりを焼き払って越えていくイメージです。過去のしがらみや制約を断ち切りたいという強い意志、あるいは変化の瞬間を表していますが、同時にその行為の虚しさも感じさせます。

逢ふ坂のせき
「逢坂の関」は、京都と大坂を結ぶ境界の地として知られ、出会いと別れの象徴としても古くから歌に詠まれてきた場所です。ここでは、人生の転機や分岐点、または避けられない運命の行き着く先を暗示しています。

「せき」を平仮名にしていることから、「塵が積もる」の「積もる」と掛詞にし、この短歌全体が無常感や空虚な思いを織り交ぜて表現していると考えられます。

全体の解釈

この短歌は、避けられない運命、無意味さに包まれた現実、そしてその運命がどこに向かっているのかという無情感を表現しています。
過去を断ち切る意思を抱きながらも、すべてが虚しく無意味に感じられ、最終的に辿り着く場所が逢坂の関であることに象徴的な諦めの色が見えます。この短歌からは、無情さの中にある深い悲しみや諦観の感情が滲み出ています。

枸櫞の虚無感や無常観をよく表現した、見事な短歌ですね。





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芥川枸櫞(生没年不詳)
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