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森の巨人に会いに行こう!〜まずは北日本編

そもそも私は東京生まれの東京育ち。
いろんなご縁があって、北海道ニセコに移住をしましたが、それ以前は年に数回ニセコに通っている時期がありました。
訪ねるたびに、北海道の魅力にハマっていったのですが、そのキッカケの一つとして、ニセコの森の美しさに魅せられたことがあります。

中でも想像を絶するような巨木が、山のあちこちに点在し、息を飲むほどの存在感を醸し出している姿は「美しい!」のひとこと。

それ以来「森の巨人」に魅せられて…
日本あちこちを歩く中で、いまだにその姿を鮮烈に記憶している「森の巨人たち」を写真を交えてご紹介したいと思います。

北海道ニセコ〜冬だからこそ会えるミズナラ

見出しの写真はミズナラです。
ニセコスキー場内にありますが、ほんの少しコースから外れるだけで会うことができるんです。
この木の周囲は空間が広がっていて、長い年月かけ他の木々との競争に勝ってきたことが伺えます。

しかし緑溢れる夏、ここには決して近寄れません。
なぜなら登山道が近くになく、今は雪の下に眠っている笹に覆われているからです。
そしてあたり一面が真っ白な季節、雪が根っこを覆い守ってくれるので、スキーを履いて痛めることなく近づけちゃいます。

残念ながら名前はありませんが、私は「ニセコの神様」と呼んでます。
まるで雪からの「贈りもの」のようですよね!

青森県白神山地〜世界遺産ブナの森

青森県白神岳のブナたち
このサイズの巨ブナが、これでもか!と点在
登山口から歩き始めると、すぐにこんな光景が広がっています

このときは心臓が爆発しそうなくらいのインパクトでした。
瞬間、「絶対ここ世界遺産のブナの森でスキーをする!」と誓いを立てたのです。

2年後の冬に現実に!
世界遺産地域の中を滑ってます

青森県北金ヶ沢の大イチョウ

日本最大のイチョウは天然記念物
古くから御神木として信仰され、人の乳房状の気根が垂れ下がっていることから
母乳がよく出るようにとの願掛けをされるそう

夏に訪れたので、残念ながら黄金色の姿に会えませんでした。
あたり一面、黄色に染まった光景を一度見てみたいものです。
国道から少し入りますが、車で行けます。
しかしこれが一本の木ってすごくないですか??

青森県五所川原の十二本ヤス

日本三大美林のひとつ「青森ひば」
幹の途中から12本に枝が分かれ、魚を獲るヤス(モリ)の形に似ていることが名前の由来
樹齢800年とも!

対象物がないので伝わりにくいですが、とにかく大きかったです。
さてこの12本の枝、新しく13本目が生えると1本が枯れ、常に12本の状態が維持されるそうです。
自然の摂理って、もう神ですよね!

かなりの林道を走りますが、車でも行けます←(傷がついても保証できませんのでお許しを!)
時間がある方は「奥津軽トレイル」を歩いていくのがオススメです。
ちなみに、ガイド付きのツアーもあるので安心ですよ〜


秋田県にかほ市のあがりこ大王

奇形ブナとしては日本一
鳥海山の山麓に広がる獅子ヶ鼻湿原にいる「森の主」
樹齢は推定300年以上

この獅子ヶ鼻湿原一帯は、鳥海自然休養林に設定されています。
駐車場からは散策路が広がっていて、「あがりこ大王」のほか、炭焼窯跡や、燭台ブナなど渓流の音色の中、気持ちよく歩けます。
中でも「鳥海マリモ」の生息地でもあることから、豊富な湧き水が、自然の大庭園を作ったことが想像できますよね。

それにしても、これがブナとは!!
写真を撮ったのは新緑の5月。
このブナ色が、私の大好物(笑)

こんな光景も!

一回で書き切ろうと思ったのですが…
「せっかくなので写真を大きくしてみました」につき、続きまーす。

アクセスが簡単なところもありますので、機会あったらぜひ訪ねていただきたいです。
情報必要でしたら、ご遠慮なくコメントくださいね。



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