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ココロとカラダを「整える」企画展@たかまつ閉幕にあたり、想いをここに…
半年がかりで準備を進めた企画展「歩くことは生きること〜みやのゆきこの軌跡と奇跡〜」が、昨日、閉幕しました。
同時並行で、トークイベントやウォーキングイベントを行ったので、懐かしい方から初めましての方まで、たくさんの方にお会いでき、本当に充実した時間を過ごすことができました。
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2回目なので、ノリノリで話せてます(笑)
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ここで、足裏感覚を高めるワークをして、ウォーキングへGO!
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エネルギー溢れる場所でした
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ありがとう!
という文字だけでは言い表せない気持ち…感無量です。
写真家でもない、素人のわたしが写真展示を行うという、とてつもなく高いハードルでした。
が、ギャラリーのオーナーさんに「たとえ素人さんでも、今の時代は写真というツールを使うことでご自身を表現できるということは、素晴らしいことなんです」と言っていただき、思い切ることができました。
そして素人だからこそできることとして、私が写り込んだ写真(他の人が撮影したもの)を使えるというメリットもありました。
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リーダーに撮影してもらった一枚です
写真とコトバで何かを感じ、辛いときや悲しいときに「生きる勇気や希望」を持っていただけたら…という願いを込めて。
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全て終了しましたので、ここで私の想いを綴ったステートメントを載せますね。
お時間あるときにでも読んでいただけたら嬉しいです。
この度はgallery i-style & candle i-style企画展「歩くことは生きること」〜みやのゆきこの軌跡と奇跡〜に足をお運びくださり、誠にありがとうございます。
2007年に闘病という形で人生の大きな転機をむかえ、「生きること」に対して自問自答をする日々が始まりました。当初は立ち上がることだけで痛みから貧血を起こし、歩くこともままならない自分がいることに、大きな悲しみとこの先の病気との闘いに、不安に押しつぶされそうな毎日でした。
しかし、立ち上がることができれば次の日には足が一歩前に出て、一歩が出れば次の一歩が出る。すると、どんどん力が湧いて「生きたい!」と願う自分がいることに気がつきました。もちろん順風満帆に回復していったわけではありません。しかし、身体が元気になると心も前向きになり、心が前へ向いてくれるから身体を動かせるようになり…という、人間だからこそ持つ「心と身体の調和」の素晴らしさを感じるようになりました。
それから薄皮を剥ぐように少しずつ元気になり、再び自分に対して自信を持つことができるようになったころの事でした。たまたま本屋で手にした「世界の10大トレイル」に惹き込まれ、「いつか行きたい!」と折り線をつけ、そこを歩いている自分の姿を妄想までしていました。ご縁とは不思議なもので、そのトレイルの一つである南米ペルーの「インカトレイル」へのお誘いを受け、2013年の秋に海外登山への旅が始まったのです。
その後、アルゼンチンにあるアコンカグア、ロシアのエルブルス、タンザニアのキリマンジャロという世界七大陸最高峰へのチャレンジが始まったわけですが、一方で、高い山ではないノルウェーやスウェーデンのトレッキングも私にとっては、新鮮な経験となりました。高い山ではないからこその自由があり、またそれを当たり前のように楽しんでいる人々の姿が、目に焼き付いたのです。
「歩く」ことはゆっくりです。だからこそ目線を上げたり、遠くを見たり、時折足元を覗き込んだり、思うがままに自由があります。小川のせせらぎや小鳥のさえずり、花々が虫を引き寄せる甘い香りなど、心や身体にどんどん入ってくる自然のエネルギーを感じることができます。そのエネルギーが溢れ出るほど豊かな国が、私たちが住む日本なのではないでしょうか。
世界中を歩く経験を通じて、この地球というのは多様な顔を持つ素晴らしい生命体のひとつだという気づきがありました。酸素が少ないため植物も住めず、歩くこともままならない高地がある一方で、自然豊かな森があり、また人間が生まれ出た海の営みがある。ある時「なぜそんなに苦しい思いをしてまで高所登山をするのか?」と聞かれたことがあります。その時私はこう答えました。「人間の力だけで宇宙に一番近いところに立ちたいから」と。それが地球を感じ、重力を感じ、足元を感じることにつながり、立つことすらままならなかった自分に回帰するのです。だからこそ「今生きていること」が愛おしく、歩き続けていきたいと強く願います。
近年、この地球の存在自体が大きく変わり始めています。今回の写真展示で、何かを感じ、皆さまの明日の一歩へつながっていくことを願います。
さて、また日常に戻り週一投稿ペース目指して、頑張りまーす!
これからもよろしくお願いいたします!!