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【短編小説】失った命よ、さようなら。
【概要】妊娠8カ月であなたを失った、君と僕の6日間の話(4,264字)
―1日目―
「胎動がないの」
君が泣きながら僕に訴えてから一日が過ぎようとしていた。
街の小さな産婦人科へ連絡して君を連れて行くと、すぐに離れた別の街の大きな病院に入院することになった。
移った先の病院ですぐに検査を受け、僕らは医師からお腹の中のあなたが既に息絶えていることを告げられた。
その瞬間、自分の中にある
【概要】妊娠8カ月であなたを失った、君と僕の6日間の話(4,264字)
―1日目―
「胎動がないの」
君が泣きながら僕に訴えてから一日が過ぎようとしていた。
街の小さな産婦人科へ連絡して君を連れて行くと、すぐに離れた別の街の大きな病院に入院することになった。
移った先の病院ですぐに検査を受け、僕らは医師からお腹の中のあなたが既に息絶えていることを告げられた。
その瞬間、自分の中にある