【人生のほんの1日】20230102 コンクール決勝動画撮り始め
2023年初のお休みを利用してコンクール決勝の動画を撮りたいと思っていまして、昨日の元旦午後から本番撮りに向けての詳細を詰めています。
決勝にエントリー申請したドビュッシーの「版画」から第1曲「塔」、第3曲「雨の庭」。
今日は規定時間内で弾き切るために、ピアニストが弾く音源スピードに合わせて弾く練習をしました。
かつ、その速度でも慌てて弾いてる感じにならないように、繰り返し弾いて身体に感触を馴染ませたり。
数回試し撮りもしてみて、まだノーミスでは通せなかったのですが、ほぼ感覚的にはどんな風に演奏するかのイメージは掴めました。
衣装も「塔」のエキゾチックな雰囲気に合わせたdsquared2 さんのキモノ風キク花柄のパンツで攻めました😊
ある意味、このパンツを履きたいがための選曲ともいえるくらい、私の中では「塔」とこのパンツのイメージがとても一致しているんですよね。
ちなみにシューズは私自身で金色にペイントしたもの。シャツとベストはH&Mなどファストファッションブランドのお安いモノです。金色のシューズはドビュッシーの世界観に合っているように思います。
決勝進出者の全てが私のような観点で曲に合わせて衣装選びをするとは思えないので、ビジュアル面での戦略としては、一歩先に出られている気がします。演奏内容が一番重要なことに変わりはないんですが、動画審査なので、必然的に審査員の先生は演奏する様子もご覧になるハズ。
なので、楽曲とは関係ない・あるいはあまり気を使っていない衣装よりは、「楽曲に合わせて衣装も選んでいるんだね」という方が好印象だと思うんですよね。
自分が審査員だったらそういうコンテスタントと方が面白いと思うので。
動画の提出期限が迫っていますが、昨日今日と着実に演奏の完成度が上がってきているので、演奏も衣装などの演出も総合的にやり切った状態の動画が出せる気がしています。
あと数日はこんな感じで動画収録頑張ります❣️🤗
ちなみに、私が演奏の参考にしている参照音源は主に下の2枚です。
パスカル・ロジェ版はまさに参照版にぴったりなお手本的なお洒落でバランスの取れた演奏です。「雨の庭」はロジェさんみたいな雰囲気で弾けたら素敵だなぁと憧れています。
ワイセンベルグ版はエモーショナルな雰囲気が強く、特に「塔」の表現などはとても共感できます。
同じ版画の演奏でも上記の2枚でもとても雰囲気が異なるので、聴き比べてみても面白いですよ!😊✨
私が使用している版画の楽譜は、版画を初版したデュラン社の原典版に、安川加寿子校訂版・中井和子校訂版のペダルや運指のサジェスチョンを転記して使用しています。
あと、ドビュッシーのピアノ作品を演奏するにあたり、下記の図書を副読本としていつも参考にしています。各曲コンパクトに必要十分に近い内容で網羅されていてとても良書と思います😊