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毎週月曜の朝行き渋る年中児を、今朝は「笑顔」で「3分」で用意させた秘技とは。笑
我が家の次男…5歳の年中児は、一筋縄ではいかない、厄介な性分である。あまのじゃく、癇癪、たびたびの登園拒否。
朝起きたときの表情がどんよりしていたら、まちがいなく「行きたくない気分」。今朝も然り。はぁ・・・
我が家は2階にお風呂や洗濯機があるため、2歳の長女以外は、2階でパジャマを脱いで、出かける服装に着替えてから1階に下りてくるルール。しかし次男は「今日はダルい。しんどい」と言いながら、休む前提でパジャマのまま1階に下りてくるのが常だ。今朝も然り。あぁ・・・
私は在宅ワーカーなので、5歳の次男が家にいても仕事はできる。それを次男もわかっているのだ。実際にそうしてしまったこともある。
ただし、集中力が途切れてしまい、目標の6,7割くらいしかできないので、仕事の締め切り当日に登園拒否されると、特に私はイライラしてしまう。
(以前、次男の行き渋りにも対応できる在宅ワーカーって素晴らしい、みたいな記事を書いたが、これはあまり仕事がもらえていなかったときの話で暇だったんだ。ずいぶん甘いこと書いていたなと反省)
今朝も、「ダルい、しんどい、行きたくない」を繰り返し、そのくせおにぎりは3つも食べやがって、行きたくないムードに感化された2歳長女と2人でパジャマのまま遊び始めた。
これはマズイと焦り、とりあえず私は化粧をして、「行くのが当たり前」ムードを作り始める。
月曜の朝は、昼寝の布団2人分、次男は上靴やスモックなども持参するので、非常に大荷物。自転車の前と後ろに子どもを乗せ、さらに荷物を積むので夜逃げする人みたいになる。これが雨だったら徒歩になり、私も心折れてしまうのだが、今日は幸い晴天だ。
洗濯物をたたみながら、運動会の徒競走でよくかかるBGM━━━歌劇「ウィリアム・テル」序曲に合わせて、
「さぁどれを着るかな、好きな服選んでね、自分でできるよね、とって~も素晴らしい♪」
と適当に歌ったら、子たちが遊ぶのをやめ、もっと歌ってとせがみ始めた。
「好きな服を着てほしい、好きな服を着たら、その日1日とても、いい気分で過ごせる♪」
「あらオムツ脱いだのね、アンパンマン着るのね、あとはズボンだけだね、くつしたも選んでね♪」
「ママの手伝いはいらない、なんでも自分でできる、2人とも素晴らしい、あらもう着替えたの♪」
私も気分が乗ってきてオペラ風に気持ちよく歌っていたら、気づけば子たちは玄関で靴を履き始め、あれよあれよいうまに出発。私も慌てて靴下を履く。
夜逃げのようなゴテゴテのママチャリを立ち漕ぎしている最中も、まだ歌ってという次男に応えようとしたら、長女が「ママ歌わないで!」と怒りだす。どうやら自分も何か歌いたくて、私の歌声がウザかったらしい。笑
つい「行ってくれないと困る」という伝え方をしてしまっていたけど、「北風と太陽」の太陽の子育てをしたいという理想だけはずっとあるので、今朝は怒らず、イライラせず、子どもたちと笑顔で別れることができて、心からホッとした。
どうせできないでしょとか、きっと今日も行かないに違いない、などと決めつけずに、子どもの力を信じるって大切なことだな。信じてもらえた子どもはイキイキするし、子どもを信じた親側の自信にもなる。
そんなことを感じ入った月曜の朝。冷たい風も心地よい。
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